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観葉植物の中でも人気の高いウンベラータについて、特徴、育て方、選ぶ際の注意点について解説致します。とてもかわいらしい植物ですので、この記事を参考に検討していただければ幸いです。
ウンベラータは正確には「フィカス・ウンベラータ」という品種で、丸みを帯びたハート型の葉っぱが特徴的な人気の高い品種となっています。花言葉は「健やかな成長」という意味があり、植物自体も育てやすく丈夫なため、祝い事などで使用されることも多いです。また、ラテン語で日傘という意味の「アンブレラ」が語源となりウンベラータという名前になっているため、悪いことから守ってくれる植物としても知られています。
このように、とても縁起が良い品種なため、出産祝い、開店祝い、引っ越し祝いなどでは定番の品種となっています。また、あまり知られていませんが沖縄などで知られる植物「ガジュマル」はフィカス・ウンベラータと近縁種です。
ウンベラータは比較的育てるのが楽な部類です。まず日当たりですが、基本的には日の当たる場所を好みます。しかし、耐陰性も高いため、神経質になる必要はありません。週に一、二度日の当たる場所へ出していただき日光浴をさせてやれば健康的に成長します。
水やりに関しては、少し注意が必要です。葉が大きいため、葉からの蒸散が活発です。そのため、春、秋は土が乾いたらたっぷり水を上げるようにし、夏場は土の表面が乾いてきたら鉢の下から水があふれる程度にあげましょう。冬場はそこまで神経質にならず気づいた時に少しやる程度で問題ありません。とは言え、年中エアコンの効いているオフィスや自宅などに置く場合は、あまり季節感にとらわれず、春や秋のような水のやり方で大丈夫です。あまりたくさんあげ過ぎると寝腐れを起こしてしまいます。
最後に温度ですが、5度程度の室温があれば生育することが可能です。また、高温にも強いため温度管理は神経質になる必要はありません。ただし、他の観葉植物と同様に過度な温度変化には弱いので、エアコンの風が直接当たる場所などは避けて置くようにすれば問題ありません。
ウンベラータの選び方は健康的なものを選ぶという点は他の植物選びと変わりはありませんが、ウンベラータは体調が悪くなってくると葉が下を向いていく習性があります。そのため、お店などで選ぶ際は葉がしっかりと上を向き、幹と葉をつなぐ部分が固く、身が詰まっているような状態であることを確認しましょう。また、複数の株がならんでいる場合は風通しの良い、角、全面にあるものを選ぶようにしましょう。風通しの悪い場所においてあるものは虫が付いている場合もあります。
今回は人気の品種ウンベラータについてご紹介しました。とりあえず観葉植物を検討しているけどどれがいいかわからないと言う方はウンベラータを選んでおけば問題無いと言えるほど定番の品種となっています。この記事を参考にして頂いて良いウンベラータ選びをしてください。
※トップ画像はPhoto by aimsさん@GreenSnap
徳原鉄二