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マリーゴールドの育て方|植える時期はいつ?挿し木や種まき方法は?

マリーゴールドは太陽のような明るい色の花々を長期間にわたって咲かせ、楽しませてくれるお花としてとても人気です。初心者でも簡単に育てられ、少し手入れをするだけでたくさんの花がつくので、とても育てがいもあります。

今回は、ガーデニング初心者にも人気のマリーゴールドの育て方をプロのアドバイス付きで紹介していきますね。

マリーゴールドの育て方の重要ポイントをプロが解説!

マリーゴールドは育てるのは難しくない花ですが、植えっぱなしにしておくだけではいけません。今回は、ガーデニングのプロに特に重要なポイントを聞いてみました!ぜひ参考にしてくださいね。

マリーゴールドの育て方のポイントは、花柄摘みです。枯れた花をそのままにしておくと、花が雨で濡れた時に腐ってしまったり、種ができて栄養が次の花にいかなくなります。枯れた花はこまめにカットしましょう。

マリーゴールドはゴールデンウィーク辺りから園芸店などで見かけますが、梅雨時期をうまく乗り切れれば、夏の間も長く楽しむことができます。

長雨が続きそうな時は、思い切って蕾だけ残して花を全て摘んでも大丈夫です。伸びきってしまった茎も少し剪定します。雨のせいでお庭に出られる機会が限られてくると、こまめに花がら摘みができず、咲き切った花が雨で腐ってしまい、病気などを引き起こす可能性があるからです。

盛夏の時期もあまり長々と花を咲かせず、こまめに花を摘むことで、株も大きく育ち少し涼しくなってくるとまたたくさんの花を咲かせてくれるようになります。

マリーゴールドを育てるうえでのポイントは「花柄摘み」ということがわかりましたね。難しい作業ではないので、気がついたらこまめに花柄摘みをしてあげましょう。

マリーゴールドの種まき時期はいつ?

マリーゴールドの種まき時期は3~5月です。気温20~25℃ほどの暖かいよく晴れた日の午前中に行うのがおすすめです。ソメイヨシノが咲く頃に種まきをすると覚えておくといいですよ。

種まきの方法

  1. 種まきに必要なもの

    マリーゴールド 種まき1
    マリーゴールドの種まきをするときは、種まき用の土とセルトレーを用意しておきましょう。セルトレーの代わりに浅めの箱を用意して種まきすることもできます。

    種まき用の土は市販の種まき用培養土か、赤玉土5:バーミキュライト5の比率で混ぜた無菌で清潔な土を用意します。

  2. 種を一粒ずつまく
    マリーゴールド 種まき2
    セルトレーにすりきりいっぱい土をいれたら、指で5mmほどのくぼみをつけていきます。そのくぼみの中にマリーゴールドの種を一粒ずつまいていきましょう。
  3. たっぷり水やりをして明るい日陰へ

    マリーゴールド 種まき3
    種をまいたら5mm程度土をかぶせ優しくたっぷり水やりして、明るい日陰ほどの暖かい場所に置きます。

    発芽するまでは土が乾燥しないようこまめに水をあげますが、だいたい1週間ほどで発芽するので、発芽してからは土が乾燥してから水をあげるようにするとよいです。

  4. ポット上げ

    本葉が3〜4枚ひらいたら、3号(6cm)ポットに植え替える、ポット上げをします。ポットに市販の草花培養土をいれたら、トレーから優しく苗を取り出し、根には触らずに植えます。

    また、マリーゴールドは小苗の時にチッソ、リン酸欠乏になると生育不良になるので発芽したら、早い時期に、薄めた液肥を与えとよく咲くようになります。

マリーゴールドの苗を植える時期はいつ?

マリーゴールド苗の植え付ける時期は、4〜6月です。

地植えの手順

  1. 庭土1㎡あたり2〜3kgの堆肥と緩効性化成肥料を混ぜておく。
  2. 1週間後にポットの根鉢分の植え穴を掘る。複数植えるなら株間はフレンチ種20〜25cm間隔、アフリカン種30〜35cm間隔をとる。
  3. ポットから苗を取り出し、植え穴にいれる。このとき根鉢の肩が地面のラインとそろうようにする。
  4. 隙間に土をいれ、軽く手で押し固めたらたっぷり水やりをする。

鉢植えの手順

  1. 鉢に底穴ネット、底石をしきつめて、土を3分の2ほどいれる。
  2. ポットから苗を取り出して、根鉢は崩さずに並べる。このとき株間は15〜20cmほどあけておく。
  3. 隙間に土をいれていき、鉢のフチ下2cmほどまでいれたら手で軽く押し固める。
  4. 底穴から水が流れ出るまでたっぷり水やりをして完了。

なお、マリーゴールドは一年草なので、一度植えつけたら植え替えは不要です。

マリーゴールドの育て方の基本

 

日当たり・生育環境

マリーゴールドは日当たりと水はけのよいところを好みます。日当たりが悪いと弱って、花つきが悪くなるので注意しましょう。

耐暑性もあるので真夏の暑さも耐えますが、熱を持ちすぎると一旦花が咲き止まります。鉢植えの場合は、風通しのよい半日陰に移動させて熱がたまらないようにしてあげましょう。

地植えの場合は、草丈の低いフレンチ種は前側に、草丈の高いアフリカン種は壁側後方に植えると、まんべんなく日光が行きわたるのでおすすめです。

水やり

地植えでは、長期間雨が降らずに乾燥している時だけ水をあげます。基本的に水やりはほとんど必要ありません。

鉢植えでは、土の表面が白っぽく乾いたら、鉢底の穴から水が流れ出るくらいたっぷり水やりします。

肥料・追肥

地植えでは、植え付けで前述の通りに土づくりをしてれば、肥料は必要ありません。

鉢植えでは、花期中の4〜11月ごろに、リン酸分の多い液肥を週1回ほどの頻度で与えるとよいです。ただし、酷暑の8月は花が止まるので、一旦肥料を与えるのをやめ、秋の涼しい時期に差し掛かった頃に再開しましょう。

摘心・切り戻し

摘心をすることによって、上に高く伸びるのを防ぎ、横に広がって絨毯のように花付きのよいマリーゴールドを育てることができます。時期的には4〜6月、苗が本葉10枚程度になったら、一番太い茎の頂点の芽から2節分を手で折るように摘心します。

また、切り戻しすることによって、風通しを良くし、2度目の開花をうながすことができます。4〜7月の1回目の開花を楽しんだあとは、草丈の半分程度、今後の分岐となる葉があることを確認してカットします。9月ごろにもう一度切り戻しを行うと、うまくいけば冬のはじめごろまで咲き続けることもできます。

花がら摘み

マリーゴールドは花期が長いので、こまめに咲き終わった花がらを摘んであげることが重要です。花が結実してしまうと養分を取られてしまうので、次の花がなかなか咲きにくくなったり色付きも悪くなります。

実がつかないうちに花茎から切り取りましょう。花びらをとっただけでは、萼から結実するので意味がありません。また枯れて地面に落ちた花・萼もカビの発生や病気の原因になるので取り除きましょう。

害虫・病気

5〜9月ごろはハダニがつきやすいので、葉の裏側にも霧吹きなどで水をかけてあげて予防してください。

また、植えつけあとに立ち枯れ病が起きることがあります。立ち枯れ病とは葉っぱが弱って黄色く枯れていく病気で、しっかり養分を調整した土に植えてあげることが予防に繋がります。オーソサイド水和剤などの殺菌剤を土に散布しておくとさらによいです。

湿気がこもる梅雨期や長雨の時期は、枯れ花・葉などによって灰色かび病が出やすいので、花がら摘みや間引きなどはこまめに行いましょう。発症初期であれば殺菌剤で治すか、切り取ります。

マリーゴールドの増やし方は挿し木がおすすめ

マリーゴールドの増やし方は、「種まき」や「挿し木(挿し芽)」が一般的です。

種まき

種まきの場合、花が咲き終わって枯れたあと、なかにある長細い形状の種を取り出します。採取した種は茶封筒などにいれて、種まきの3月ごろまで涼しい日陰で管理し、翌シーズン種まきしましょう。

挿し木

挿し木の場合、まず花のついていない茎を7cmほど切り取り、根元付近の葉を取り除きます。切り口を3時間ほど水につけてから育苗ポットに植え、水をあげて日陰で管理します。

このとき重要なのは土を乾かさないことです。2週間ほどで根付くので、日当たりの良い場所に移し、本葉が2〜4枚できたら鉢や庭に植えつけしましょう。

マリーゴールドの花

マリーゴールドはキク科の一年草で、品種にもよりますが4〜11月と長期にわって、黄色やオレンジ色の花を次々と咲かせます。葉と花が隙間なくボリューミーに生えるため、花壇やプランター、ハンギングなどで、ひときわ輝く存在感があります。

さらにマリーゴールドには癖のある柑橘系のフレッシュな香りがあり、この香りによってネマトーダやネグサレセン虫などを寄せ付けない害虫予防効果があります。コンパニオンプランツとして寄せ植えの一緒に植えられた植物の役にもたつ草花です。

マリーゴールドの育て方は簡単!春夏に咲かせよう♪

マリーゴールドはとても丈夫で初心者にはもってこいのお花です。どの品種も黄色やオレンジ、そのミックスなど陽気な色味のお花をたくさん咲かせてくれるので、見ていると晴れやかな気持ちになりますよ。

また、マリーゴールドは虫除けの効果も発揮するといわれているので、ぜひご自宅のプランターや花壇などで寄せ植えとして楽しんでみてください。

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