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観葉植物のシノブは涼しげで静寂な印象を与えてくれます。初心者の方であっても比較的育てやすいという特徴があります。今回の記事では、シノブの特徴や育て方などについて詳しくご紹介していきます。
シノブは多年生のシダ植物で、日本全国に分布しています。
太い毛の生えた根が生え、樹の幹や岩に張り付くように伸び、葉が出ます。
「シノブ」という名前の由来は土がなくても耐え忍ぶことから来ています。
冬の時期は葉がなくなりますが、落ちる前に紅葉も楽しめます。トキワシノブは冬の間も常緑を保ちます。
シノブには耐陰性があり、直射日光より半日陰や明るい日陰が適しています。
直射日光は枯れの原因となるので気をつけましょう。
耐寒性もあり、マイナス5度まで耐えられます。
トキワシノブの場合はあまり耐寒性が強くないので室内に入れましょう。霜にも注意が必要です。
シノブは湿った環境を好むので、根が乾いたらしっかりと水やりをしましょう。
葉にも水やりが必要です。その際霧吹きなどを使うと便利です。
苔玉やミズゴケで巻かれているタイプのシノブは、蒸発しやすく水切れを起こしやすいので乾燥に注意しなければなりません。
肥料はなくても育ちますが、生育期間に葉面散布肥料を与えるとより元気に育ちます。
シノブは挿し木で増やせます。4月から9月の間がおすすめです。
目を10センチほどカットし、挿し木にします。
それを肥料を含んでいない土に挿しましょう。
根が生えるまで水やりをし、根が生えたら通常の管理に戻します。肥料は倍に薄めた液体肥料を使います。
ここまで、観葉植物のシノブについてご紹介しました。初心者でも育てやすくおすすめです。
※トップ画像はPhoto by naoさん@GreenSnap
松本光男