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こんにちはOZEKI です。
花に比べて保ちがいい葉物ですが、知っておくときっと役立つ、水揚げと管理のコツをレクチャーします。
水揚げのむずかしいもの編その2です。
茎を斜めに切り、炭化して黒くなるまで切り口を火であぶります。湯上げと同様の効果があります。葉の部分は乾燥を防ぐため、あらかじめ濡れた新聞紙などを巻いて行います。
[そのほかの葉物]アイビー、エレモフィラ・ニベア
茎を斜めに切り、切り口に粗塩をすりこみます。塩の殺菌効果と吸湿作用で水揚げを促します。
[そのほかの葉物]フィロデンドロン、ヒメカズラ、ブプレウルム
茎を斜めに切り、切り口をハッカ油に浸けた後、すぐに深水に浸けます。ハッカ油の高い揮発性で水を上に押し上げ、蒸散作用を促します。
[そのほかの葉物]ナツヅタ、ドクダミ
切り花用ポンプで、茎の切り口から水を入れます(写真左下)。葉の裏面を見ると葉脈全体に水が行き渡っているのがわかります(写真右下)。
[そのほかの葉物]ハス、コウホネ
葉の基部にナイフの刃先を入れ(1)、葉柄の根元まで切り込みを入れます(2)。水の揚がりにくさに応じて切り込みの本数を増やします。切った後、深水に浸けます(3)。
[そのほかの葉物]カラジウム
arrangement Shinichi Nagatsuka
photo (C) Seibundo-Shinkosha
種類も豊富になり、フラワーアレンジや花束になくてはならない素材が「葉物」です。花をひきたてるだけでなく、それ自体の美しさを生かしたワンランク上のフラワーアレンジメントにするためのアイデアやテクニックを紹介。水揚げや管理法、葉物図鑑も収録。葉物を使いこなすための知恵がぎっしりの1冊です。
フローリスト編集部