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ガガイモ科の多肉植物の中には、「塊根」が特徴となっている「塊根植物」と呼ばれるものがあります。
その中でも最近とても人気のある「火星人」という塊根植物について詳しく解説してみたいと思います。
火星人は、ガガイモ科のフォッケア属に入る塊根植物です。
フォッケア・エデュリスが正式名です。
塊根植物というのは、沢山ある多肉植物の中でも特に、太い幹や根を持っていて、
それらが木質化している植物全体を総称してそう呼んでいます。
塊根植物の事を別名で、コーデックスとも言います。
膨らんだ形状をしているのは貯水タンクの役割を持っていて乾燥した過酷な環境にも耐えられるよう、
水分を貯めこむ為と言われています。
火星人も、まるで大根に似た長くて太い灰白色の塊根を持っています。
その先から枝をツル状に伸ばし生長します。葉はとてもツルツルした緑色をしており、
生長するとライム色のような星形のちょっと変わった可愛らしい花が咲きます。
雄雌異体となっているので、繁殖が結構難しいと言われています。
しかしその流通量は多い為、手に入れる事は結構簡単です。
火星人の育て方ですが、販売されている個体は色々なものがあるので、自分が気に入った形で選ぶと良いと思います。
光を好む性質があり、耐寒性もあるので丈夫で強いので育てやすい為、初心者でもOKです。
風通しと日当たりの良い場所なら元気に育ちます。
夏場の直射日光も大丈夫です。
ただし耐寒性はあるとは言え、冬場は霜や寒風に触れてしまうと株が弱ってしまい傷む原因となるので、
室内の中へ移動して育てる方が良いでしょう。
水やりは土の表面が乾いていたら十分に与えます。
冬になり落葉したら断水して下さい。
春になって徐々に暖かくなってきたら少しずつ様子を見ながら水やりを再開するようにします。
肥料は、春の成長期に緩効性肥料や薄めた液肥を少量与えてあげるようにします。
火星人のお手入れ方法ですが、害虫であるカイガラムシが発生してしまう事があります。
付いているのを発見したら、樹液を吸われて株が弱り枯れてしまうのを防止する為に、
ブラシや殺虫剤などを使って駆除を行います。
また水のやり過ぎは枯れさせてしまう事に繋がるので注意して下さい。
日光不足は大敵ですので冬場で落葉していたとしても昼間は日光によく当ててあげる事が大切です。
ガガイモ科の塊根植物である火星人の育て方やお手入れ方法などについてご紹介してみました。
とても素敵ですのでぜひ参考にして育ててみて下さい。
※トップ画像はPhoto by Tenさん@GreenSnap
ELLY