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オロスタキスの魅力の一つに、秋から冬にかけての紅葉が挙げられます。
では、なぜオロスタキスは紅葉するのでしょうか。その原理と、紅葉を楽しむ際の注意点を紹介します。
オロスタキスは春から初夏にかけてよく成長します。
ランナーなどを伸ばして仲間を増やし、真夏になると休眠します。
秋口から冬にかけて再び成長し、寒くなってくると次第に紅葉します。
その後葉を落として、冬場は再び休眠に入ります。
翌年の春にまた芽を出す。このような年間サイクルでオロスタキスは生活をしています。
オロスタキスは冬場は休眠しています。このため、光合成などの生命活動もほとんど止めてしまいます。
だから冬場は葉が必要無くなります。一方で葉が存在していると、当然栄養分も葉に流れます。
結果、たくさんの栄養分を必要のない葉のために消費することになってしまいます。
この栄養分の無駄を削減するために、オロスタキスは冬場葉を落とします。
オロスタキスは葉を落とす前に、葉に存在している栄養分などを幹に取り込んで栄養分のリサイクルを行います。
この際に葉の栄養分が徐々に抜けることによって葉の色が変わります。これが紅葉です。
オロスタキスが紅葉し始めると、じきに葉を落とします。
植物は葉から余分な水分を捨てているので、葉を落とすということは、それができなくなることを意味します。
水のあげすぎに注意しましょう。また、紅葉を終えて枯れた葉は、きれいに取り除いてあげてください。
オロスタキスの紅葉は、冬への備えです。
紅葉を楽しんだ後はしっかり管理をして、翌年に備えましょう。
※トップ画像はPhoto by ❃gghd❃さん@GreenSnap
takenaka