エケベリアは乾燥に強く日光を好む多肉植物です。

葉の形が花のようで種類も豊富、そして育てやすいという特徴があります。

今回はそんなエケベリアの増やし方を紹介します。

エケベリアの特徴は？

エケベリアはベンケイソウ科エケベリア属の多肉植物で生育タイプは春秋型です。

メキシコ、中米や南米の一部の地域で自生し、乾燥に強く日光を好み高温多湿や5℃を切る環境は苦手という特徴があります。

葉がロゼッタ状に広がってバラの花のようなエレガントな形状が人気で品種も豊富にあり、紅葉するものや花を咲かせるものもあります。

強靭な多肉植物なので育ちやすく、挿し木や葉挿し株分けといった方法で増やすことが可能です。

Photo by nana★75さん@GreenSnap

挿し木で増やす方法

エケベリアの品種の中には茎が長く伸びて挿し木しやすいものもあります。

エケベリアは生育タイプが春秋型なので生育期である3〜4月、9〜10月に行いましょう。

用意するものは小さめの鉢（底空きで3号程度のサイズ）、鉢底ネット、鉢底石、水はけの良い多肉植物用の土、清潔なハサミ、割り箸や棒です。

挿し木に使う茎は元気の良いものを選びましょう。

カットした茎は1週間ほど日陰に置いて切り口を乾かして下さい。

邪魔な下葉は切り落とします。

手順は

1．鉢に大きさを調整した鉢底ネットと鉢底石を敷く。

2．3分の2ほどの高さまで土を入れる。

3．穴を掘って茎を挿す。

4．直射日光を避けて水やりをせず2〜3週間様子を見る。

5．新芽と根が生えてきたら水やりをする。

挿し木後すぐに水やりをしないように気を付けて下さい。

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葉挿しで増やす方法

エケベリアは茎が長い品種は挿し木で増やすのに向いていますがそうでなければ葉挿しで増やすのが良いでしょう。

一般的な多肉植物の葉挿しの方法で増やすことができます。

必要な道具は底の浅いトレイ（皿でも可）、多肉植物用の水はけの良い土、発根した後に植える鉢植えです。

葉挿しに使う葉は落ちてしまった物でも良いですが、干からびてしまったものは避けましょう。

手順は簡単です。

1．トレイに土を敷く。

2．葉の付け根が軽く埋まる程度に挿す。挿すというより置くのに近いです。

3．水やりをせず直射日光を避けて置いておく。

4．10日以上経って新芽と根が生えてきたのを確認したら根に土をかけるか植える。

5．水やりをして苗が十分に育つまで待つ。2ヶ月ほどかかります。

6．育った苗を鉢に植え替える。

Photo by えむさん@GreenSnap

株分けで増やす方法

エケベリアは子株がついてきたら株分けで増やすことも出来ます。

手順が似ているので植え替えや挿し木と同時に行うと効率的ですよ。

用意するものは鉢、鉢底ネット、鉢底石、水はけの良い多肉植物用の土、清潔なハサミです。

さっそく手順を説明しましょう。

1．子株を清潔なハサミで切って外す。

2．切り口が乾くまで直射日光を避けて置いておく。だいたい1週間から2週間かかります。

3．鉢に鉢底ネットと鉢底敷を敷く。

4．土を入れて株を植える。

5．1週間以上経ってから水やりをする。

この5ステップで株分けをしてみてください。

まとめ

今回はエケベリアの挿し木や株分けの方法について紹介しました。

エケベリアは成長しやすいので鉢植えのサイズは品種に合わせて選ぶのがコツです。ぜひ試してみて下さい。

※トップ画像はPhoto by raccchiさん@GreenSnap