warning
error
success
information

多肉植物エケベリアはバラの花を思わせるロゼッタ状の葉が特徴で品種も豊富。
小型から大型までサイズも多様です。エケベリア・ミニマは小型のエケベリアで大きさは3センチ前後です。
今回は室内で育てやすくて人気なミニマの育て方を紹介します。
ミニマはエケベリア属の多肉植物のひとつで大きさが3センチ前後とかなり小型の品種です。
エケベリアはメキシコや中南米で自生しているので乾燥に強く、日光を好みます。
日光を十分に与えると秋から春には美しく紅葉し、春から夏にかけて花を咲かせるという特徴も持っています。
ミニマは特徴を踏まえていれば育てやすく、子株も付けやすいので2〜3年後に増やして楽しむことも出来ます。
ミニマはエケベリアなので基本的に乾燥に強く、強すぎない日光を好みます。
その反面高温多湿には弱くて5℃を下回る寒さも苦手という特徴を持っています。
生育期は春と秋の春秋型。置き場所は季節によって動かします。
生育期の春と秋は日当たりの良い場所に置き、梅雨の時期は雨に当たらないように、夏は高温多湿と直射日光による葉焼けを避けて風通しが良い半日陰に置きます。
冬は気温が5℃を下回ったら室内に取り入れて明るい場所に置きましょう。
寒暖差で弱らせない為にも窓の近くに置く場合は日光が当たらない時間帯(夜)は窓から離して下さい。
エアコンや暖房の風に当てるのも厳禁です。
まずミニマは湿気に弱いので多肉植物用の土や水はけの良い土で育てて下さい。
水をやる時は生育期の春、秋には土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
梅雨の終わり頃から夏、それと冬は休眠期に入るので水やりを控えます。
夏に水をやり過ぎないように注意しましょう。
葉にしわができてしまっても春や秋に水を与えれば元に戻ってくれるので大丈夫です。
肥料は春、秋の生育期に与えても良いですが少量に留めて下さい。
紅葉の時期に肥料を多く与えていまうと色味がくすんでしまうこともあります。
9月頃に与えるのがベストです。
肥料の種類はおだやかに効く緩効性化成肥料や液体肥料が適しています。
ミニマは注意するべき病気は特にありませんが、害虫が発生することがあります。
アブラムシ、ハダニ、カイガラムシ、アザミウマなどが挙げられます。
放置すると株が弱ってしまうので見付けたら早めに駆除しましょう。
これらの害虫は多湿の場所に置いていると発生しやすいので風通しの良い場所に鉢を置くことで予防出来ます。
土に殺虫剤を混ぜておくのも効果的です。
他にはネジラミという根に発生する小さな害虫がいます。
白い粉で覆われているネジラミはサボテンや多肉植物の天敵とも言える存在です。
もし発生してしまったら根を殺菌して植え替えましょう。
エケベリアは2〜3年に一度くらいの頻度で植え替えをしましょう。
季節は生育期が始まる直前が適しています。
ついでに伸びすぎた茎をカットしたり株分けや挿し木なども纏めて行うのをおすすめします。
鉢から抜いて土を落とした後に腐ったり傷んで変色した根をカットしておくのがコツです。
根をカットした場合は切り口が乾くまで風通しの良い日陰に置いて下さい。
植え替え直後は水やりを控えて数日から1週間ほど経ってから与えて下さい。
今回はエケベリアの中でも小型で室内に置きやすいミニマの育て方を紹介しました。
子株を付けやすいので育ったら増やして楽しんでみてはいかがでしょうか。
※トップ画像はPhoto by ijyuさん@GreenSnap
ELLY