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世にも珍しい真っ黒な多肉植物・黒法師。他の多肉植物との組み合わせでも映えそうなこの植物をもっと増やしたいと思っていませんか?
今回は黒法師の増やし方についてご紹介します。
黒法師とは、その名の通りの真っ黒なへら型の葉がかなり目を引くことで有名な多肉植物です。
葉は、春から夏の間に強い日差しのもとに置くことでほぼ全体が黒紫色に変化します。
もともとは地中海の西部に位置しているモロッコ原産のアルボレウム種を元とした園芸品種であり、高さ約50センチ〜100センチにも伸びるビックな種類。
剪定の仕方によって、よい形に分枝させることができるため、仕立ても楽しめることでも人気です。
冬に成長する種なので、乾燥した水はけの良い土に植え、春と秋は日当たりのよい場所で育てましょう。
夏場の気温の高い時期は、気温が高く日中の気温の上がる時間だけ日陰に置き、あとの時間は日光を当てるようにしてください。
また夏場は葉を落とし全体的に小さくなりますが、あくまで休眠期に現れる生理現象なので、梅雨明けから8月末までは極力水を与えないようにしましょう。
過剰に与えると傷むか、最悪の場合に枯死してしまうので注意してください。冬は室内に入れて育てましょう。
黒法師は乾燥には強くとも、暑さと寒さの両方には弱い品種です。
また花が咲くと枯れてしまいます。
せっかくなら黒法師の綺麗な姿形をずっと見ていたいのではないでしょうか?
そんな方は是非黒法師を挿し木で増やしてみましょう。
秋の10〜11月の間に、剪定で切り落とした茎を、日影に置いた多肉植物用の培養土で発根を待ちましょう。
なお通常の挿し木同様に、茎を切り落とす際には、株元の根本からカットし、その後少しの間は小さな入れ物などで立てて乾燥させる必要があります。
根が生えたらすぐに鉢に植え替え、少し水を与え、日当たりで管理するようにしましょう。
今回は珍しい黒さが魅力の多肉植物・黒法師の増やし方をご紹介しました。
育てるのも難しい種ですから、これから黒法師を育てようという方も是非とも増やし方を覚えておきましょう。
ELLY