warning
error
success
information
徐々に栽培する方が増えてきた「ドリミオプシス・マクラータ(Drimiopsis maculata)」。
とはいっても、まだまだ流通量は少なめです。それなのにGreenSnapをみれば出るわ出るわ、その栽培記録。
さすが、植物アプリだけあって、レベルの高いユーザーさんがゴロゴロいます。恐るべし。
原産国は主に南アフリカ。
今も「ヒヤシンス科」として出回っていますが、遺伝子をもとにした分類によって、現在は「キジカクシ科」となっています。
葉の斑点が可愛らしく、人気の植物で、決して華やかではない、地味目は花を咲かせます。
気温が低くなると葉を落とし、球根だけになります。
そのときには、断水をして翌年の春、また芽を出すまで待ちましょう。
樹の下の、あまり陽のあたらない場所でも容易に育ちます。
なので、室内の陽当たりの良い場所に置いて、観葉植物としても楽しめます。
ただし、ほどよく陽に当てた方が、葉の斑点はより鮮やかになるようです。
秋から冬の寒くなる期間は5℃以下にならない場所で保管します。
夏の生育期には、土が白く乾いたら、鉢底から水があふれるまでたっぷりと与えます。
秋の気温が低くなることには徐々に水遣りの回数を減らし、葉が落ちれば断水します。
水はけのよい土に植えます。
多肉植物と同じような土の配合でも構いません。
好条件であれば、土中の球根がどんどん分裂し殖えていきます。
そのときは、生育期である夏に間に、株分けをしてあげます。
珍奇植物の流行以前から、こうしたバルブ系の植物が、徐々に話題となっています。
そして「BRUTUS」を筆頭とする「珍奇植物」のブーム。恐らく今後は、こうしたあまり見慣れない球根系の植物が、園芸店でも出回るのではないかとみています。
なぜなら、半日陰でも育ち、乾燥にも強いなど、意外と栽培が容易だから。
そのうえ、スタイリッシュで奇妙な形質を持っています…。
慌ただしい現代のライスタイルに、彩りを加えてくれる植物。あなたもサキドリして育ててみてはいかがでしょうか。
mokutaro(杢太郎)