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当記事筆者「杢太郎」が多肉植物を集め始めたのは「アドロミスクス属」がきっかけです。多肉植物はカネノナルキとアロエくらいしか知らなかったころ、多肉植物写真集のアドロミスクスに惚れ込んでしまったのがことのはじまり。
以降、葉が肉厚になることの中毒性から逃れられず、現在に至ります。
いまでは、我が多肉棚は80%がアドロミスクス属で埋まっていて、多肉植物を趣味としていない家族からは、アドロミスクス=多肉植物と解されているようです(もっと他にも種類あるんだけどな)…。
そんな筆者が、初心者の方でも栽培しやすい、オススメのアドロミスクスをご紹介します。
南アフリカやナミビアが原産の多肉植物。おもに春秋型。葉が高度に多肉化し、かつ取れやすいのが特徴です。その点、葉挿しがしやすいのもポイントです。
花は良く咲きますが、観賞価値はあまりなく、種も付きにくいので筆者は出るたびに切り落としています。
アドロミスクス属は図鑑では小さく扱われる、あるいは掲載すらしていないということが良くあります。ゆえに流通量も比較的少ないのが残念。ところが近年、ファンが急増しているのも付け加えておきます…。
個人的に「餃子」と呼んでおります。アドロミスクスのなかではもっとも普及している種類ではないでしょうか。うっすらと産毛が生えているのも可愛く、ぱんぱんに葉が膨れたとき、鉢を(やさしく)振ることで恍惚感を得られます。
栽培も容易で葉挿しで増やせます。店で見かけたらぜひ、挑戦してみてください!
紅い縞模様が特徴的な種類です。夏の高温多湿な環境に弱いので注意は必要ですが、比較的育てやすい種類です。
充分な日光に当てないと、色が落ちてきてしまうので、置き場所にも工夫しましょう。
アドロミスクスのなかでは古くから栽培されている種類で、「rupicolus(岩場に生える)」という種小名が付けられていたことも。
その名の通り、荘厳で風格さえ感じさせる模様と葉の連なり。そして艶やかな質感を携え、まさに工芸品のような種類です。
アドロミスクスの葉は、ちょっとしたことですぐに落ちてしまう種類が多いです。なかでも究極に葉を落とす部類に入るのが、この「松虫」などhemisphaericus系。
簡単に葉が落ちるだけでなく、落ちた先の他の鉢に根をおろし、どんどん増えます。我が多肉棚では雑草のような松虫を取り除く年中行事があるほどです…(笑)。
こちらも(最近めっきり見なくなりましたが)、普及種であはります。形はセダムに似ていて、肉厚な葉は確かに卵のようです。
アドロミスクスの中でも強健な種類で、葉挿しも簡単にできますよ。アドロミスクスをはじめたい!という方へは特におすすめの種類です。
流通量の少ないアドロミスクスですが、園芸店やホームセンターなどで、たまに出回ることがあります。ただ、セダム属やコチレドン属のなかにはアドロミスクスとそっくりな種類も。
アドロミスクスを育てようとお考えの方は、お間違えの無いよう、ご注意くださいね!
mokutaro(杢太郎)