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チューリップといえば丸みを帯びた色鮮やかな花びらで、見た目に美しいですよね。
しかしこのチューリップ、繊細で水やりにしっかり注意しなければ枯れてしまい、開花できなくなってしまいます。
そうならないように、今回水やりの仕方をわかりやすくお伝えします。
鉢植えでの水やりについてお話します。
まず、チューリップを大切にするあまりよくやってしまう失敗は「水のあげすぎ」です。
球根はある程度の水があれば十分。水不足よりも呼吸できず腐ってしまうことのほうが問題です。
水をあげすぎてしまうと、通気性がなくなり呼吸できず死んでしまいます。
土の表面が乾いてきた時のみあげるようにしてください。
こちらも鉢植えの話です。チューリップは2月にやっと芽が出始めるため、冬の間はなんの変化もありません。それどころか土に球根が埋まってるだけなので、存在感すら感じません。
そのため、「早く成長させよう」と過度の水やりをしたり、逆に存在を忘れて水やりを全くしない人もいます。これはもちろん両方ダメです。
春になって芽が出なかったり枯れてしまうなどの結果に繋がるので、適度な管理を心がけましょう。
最後は地植えでの水やりについてお話します。
結論から言うと「地植えでは水やりを一切しない」、これが原則です。
意外に思われる方が多いかもしれませんが、殆どの場合地植えでは水が不要、と言うより厳禁です。
地植えの場合は自然の雨が降り注ぎます。加えて他の植物との区切りがないので、チューリップが周りの水分を吸い上げても他の場所から水分が染みこんできて十分行き渡ります。
そのため放っておいても十分な水が供給されるので、よほど日照りが続く場合は別ですが、水やりする必要はありません。
いかがだったでしょうか。しっかり留意すべきポイントが多々あるのがお分かり頂けたと思います。
これまでのことを踏まえて生育するのと、無考えに水やりするのとでは開花の成功率に大きく差が出るので、ぜひご参考ください。
※トップ画像はPhoto by Taikiさん@GreenSnap
徳原鉄二