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この春からガーデニングをはじめたいけど、誰に聞いたらいいのか、何をどうはじめていいのか分からない……。そんな初心者さんために、ガーデニングのキホンから丁寧に解説していきます。
お店で可愛い鉢植えを見つけて、家に持ち帰ったら、まずはたっぷりと水をあげましょう。そして、昼間に日が当たる場所に置いてあげるといいですね。
植物を育てるのに一番大切なのは、日光に当ててあげることと、適度な水やり。そして、初心者がまずつまずくのも、水やりの頻度や方法かもしれません。そこで今回は、冬から春にかけての少し肌寒い時期の水やりについて優しく解説します!
これはすべてのシーズンに共通ですが、土の状態を見てみて、乾いていたら水をたっぷり与えます。前日に雨が降って土が湿っている状態であれば、水やりはしなくていいでしょう。
そして、水をあげる時は「たっぷり」がキホン! 少量の水では、根まで水が回らず、根が枯れてしまいます。水をあげる時は鉢の底から水が流れ出る程度あげましょう。ここで注意したいのが、底に穴が空いていない鉢を使っていて、水の逃げ場がないと、水がどんどん溜まってしまいます。また、鉢皿を置いていて、水が皿に溜まってしまっている場合は必ず水を捨てておきましょう。根腐れの原因になります。
葉っぱや花がしおれて元気がない時も、植物が水を欲しがっているとき! 最初は分からないかもしれませんが、植物を育てているうちに、日によって元気の度合いが違ってくるのが分かるようになります。
11月から2月の寒い時期は、植物もお休みモード。植物の水分もあまり逃げていかないので、そんなに水やりをする必要はありません。また、朝晩は霜が降りることもあるので、その場合は水やりを控えましょう。
この時期の水やりは週に1〜2回がベスト。土を見てみて、乾いていたらたっぷり水をあげる、という感じでよいでしょう。
この時期は、朝から昼にかけてあげるのがベスト。夕方にあげると、夜にかけて気温がぐんぐん下がり、根が凍ってしまうことがあります。午前中の、太陽がの ぼってきて少し暖かくなったらあげましょう。朝起きて霜が降りているときは、気温が上がってきてからあげるようにします。
植物に水をあげる時に、ついついジョウロで勢いよく水をあげていませんか? 葉に水をあげているのではなく、どちらかといえば根に向かって水をあげるというのが正解。水やりの役割は、根に水を吸収させて、水と一緒に大切な酸素も送っているのです。
また、勢いよく水をあげると、土の表面から鉢の内側を伝って下へ水が流れてしまうので、一番必要な根元に充分に水が行き届きません。できれば、ジョウロの先端は細口にして、根元に向かってゆっくりと水をあげましょう。また、葉っぱにもたまに水をかけてあげると、葉の埃を落とすことができます。
いかがでしたか? 水やりは基本的なことと思われがちですが、実は上手に水やりをするのに三年はかかると言われています。今回紹介したコツを押さえつつ、あまり失敗を恐れずに挑戦してみてくださいね!
内田アリ