珍しい動物や不思議な生物はよくテレビ番組などで特集されていますが、植物はあまり目にしないということも多いですよね。

実は植物にも珍しい品種や不思議な品種があります。

今回はそんな一風変わった植物を紹介します。

ロホホラ

通称とげなしサボテンとしてマニアの間で有名です。

ロホホラは棘のないサボテンで、つるりとした多肉植物にも似たビジュアルが人気です。

和菓子のような見た目で、花を咲かせることもあります。

一見多肉植物に見えますが、刺座があるので、ロホホラはサボテンの仲間です。

ロホホラの中にもいくつか種類があり、中でも銀冠玉錦やペンタゴナはつるりとして可愛らしいシルエットとなっています。

Photo by nicoさん@GreenSnap

リュウケツジュ

リュウケツジュはソコトラ島原産のドラセナの仲間で、高木化する品種となっています。

ソコトラ島は不思議な場所で、植物界のガラパゴスとも言われています。

植物が独自の進化を遂げた場所で、リュウケツジュもその一種です。

リュウケツジュは幹の内側に赤い樹液が通っており、その赤い樹脂が名前の由来となっています。

この地方では特産品として、この樹液を固めて万能薬として取引されていたこともありました。

Photo by こけちゃんさん@GreenSnap

モウセンゴケ

ギアナ高地に分布しているモウセンゴケは、ソコトラ島の植物と並んで独自性を発揮しています。

ギアナ高地は前述したソコトラ島に並ぶガラパゴス地帯となっており、中世時代で時間が止まっていると言われるほどです。

この地方で流れている水は光の反射や水草の色とは関係なく、赤いという特徴があります。

植物に含まれているタンニンという成分が溶け出しているからだと考えられています。

ギアナ高地のモウセンゴケは、水中に生息し、こんもりとした山のように水面に顔を出しています。

Photo by れおん6000さん@GreenSnap

まとめ

世界各地の珍しい植物を紹介しました。ガラパゴス化の進む地域には珍しい植物も多いようです。

※トップ画像はPhoto by れおん6000さん@GreenSnap