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エアープランツとは、空気中の水分を吸収して成長するパイナップル科の植物を指す総称です。
フックシーはその一種で、葉を白いトリコームと呼ばれるもので覆った銀葉系の仲間になります。
フックシー・グラシリスはチランジア属の多年草で、メキシコやグァテマラが原産になります。
トリコールと呼ばれる白い鱗片で葉を覆った銀葉系に分類されていて、これで空気中の水分や養分を吸収します。
低温には弱くて、乾燥気味の管理を好みますが、乾燥させすぎると葉先から枯れていくので注意が必要です。
このフックシー、たまに100均で売られているらしく、そこでもすぐ売れていくほど人気があるようです。
普及しているエアープランツの中ではやや育成条件が厳しいのがフックシーです。
小型種であることから、直射日光は当然として、極端な乾燥にも弱い傾向があります。
暑い国が原産だからと油断して、枯らしてしまう人が多いそうです。
葉がよれたり、葉先が枯れたりといった状態にならず、根元から先端までピンとまっすぐ伸びた美しい葉を保っていれば、エアープランツを管理する感覚を身につけられたと言えるでしょう。
姿形はとても素直で綺麗なのですが、一時広まった「エアープランツは水も栄養もあげなくていい」という誤った情報のせいで、数が多かったこのフックシーは間違った情報と共に買われていったそうです。
100均でも手に入るぐらいなので、今でも数は多いのでしょうね。
正しい知識の元で育ててあげれば、鉢の中央に置かれたフックシーが、四方八方へと綺麗な白い葉をまっすぐ伸ばす、見応えのある鉢になります。
花も綺麗で、子株も吹いてくるというので、買った方は大事に育ててあげてください。
※トップ画像はPhoto by クルミンさん@GreenSnap
徳原鉄二