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春になるとふわふわとした黄色い花を咲かせるミモザ。優しい雰囲気がかわいらしく、アカシアとも呼ばれて親しまれていますね。ミモザは大きく成長して存在感も抜群なので、シンボルツリーとしても人気があります。ただし、ミモザは突然枯れてしまうこともあるので、挿し木などで増やしておくとよいですよ。
今回は、ミモザの挿し木で使う土や挿し木の時期、成功させるポイントや挿し木以外での増やし方などについて詳しく解説していきます!これからミモザを育ててみたいという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ミモザにはいくつかの増やし方がありますが、実は挿し木でも増やすことが出来るんです。挿し木するために枝をカットするというよりは、あらかじめ剪定した枝を利用することで挿し木が出来ますよ。剪定した枝を捨ててしまうのはもったいないので、挿し木するならぜひ利用してみてくださいね。
また、ミモザの場合は挿し木の発根率が低い傾向があるので、作業する前に挿し木で必要な物や方法などについて確認しておくことも大切です。それでは、ミモザの挿し木の準備について詳しくみてきましょう!
ミモザの挿し木では時期ももちろん大切ですが、まずは挿し木で使用する以下の道具を揃えておきましょう。
・剪定した枝
・ハサミまたはカッター
・鉢(容器)
・土
・発根促進剤
・霧吹き
ミモザの挿し木では剪定した枝が使えるので、枝を準備します。鉢は挿し木で使用するだけなので、プラスチック製のもので十分です。
ミモザの挿し木は難しい印象があるかもしれませんが、実はやり方はシンプルなので使う道具も少なく、すぐに必要な道具を揃えられますよ。
ミモザの挿し木で使う土は、赤玉土の極小粒がおすすめです。赤玉土は小さい粒の方が保水性がよく、乾燥しにくい傾向があります。また、ミモザは挿し木に限らず水はけのよい土を好み、植え替えでは赤玉土に腐葉土を混ぜるとよいですよ。
ミモザの挿し木は6~7月頃が適期で、特に梅雨入り前がおすすめです。ミモザの挿し木は発根に時間がかかるため、梅雨入り前の時期に挿し木しておくとよいですよ。
1. 剪定したミモザの枝を水に浸して、30分〜2時間ほど水揚げします。
2. 下の方の葉をハサミで切り取り、先端の葉のみ2~4枚ほど残しておきます。
3. 水の吸収率をよくするために、カッターなどで切り口を斜めにカットします。
4. 用意した鉢の鉢底に鉢底石を敷いた後、鉢の高さの約3分目まで土を入れましょう。
5. その後、たっぷりと水やりします。
6. 鉢中に挿し穂を並べて、その上からさらに土を被せていきます。
ミモザの挿し木は成功率が低いと言われ、成功させるためにもいくつかポイントを紹介します。まず、使用する挿し穂は枯れたりしているものではなく、元気のよい枝を選びましょう。また、挿し木の成功率を上げるためには、挿し穂を1本だけではなく何本も用意しておくことをおすすめします。その他、挿し穂の長さは長すぎてもよくないので、あらかじめ10cmほどにカットしておくとよいですよ。
ミモザの枝を水揚げした後は、切り口の部分に発根促進剤を塗布します。その他、鉢は挿し穂の半分〜2/3ほど土に埋めるため、それ以上の大きさのものを選んでくださいね。
最後にこれはミモザだけに限りませんが、挿し木は適した時期に行うことで成功しやすいです。成功率を上げるためにも最適な時期に作業しましょう。
ミモザは挿し木以外に種まきでも増やすことが出来、9〜10月頃が最適な時期です。ただし、種が乾燥してしまうと発芽しにくくなってしまうため、種を採取したらすぐに撒くことも一つの方法ですよ。
ミモザの種まきは他の植物とは少し変わっていて、熱湯に種を一晩漬けます。その後に種を土に撒いて、約1~3週間で発芽しますよ。大きく成長するミモザを種まきで増やせるのは意外かもしれませんが、種まきがお好みの方はぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?
今回は、ミモザの挿し木の時期や挿し木で使う土、成功させるポイントや挿し木以外での増やし方などについて紹介しました。ミモザの挿し木は成功率が低いと言われていますが、発根促進剤を塗布するなどしてできるだけ発根を促しましょう。
ミモザは1本よりも複数挿し穂することで成功率を上げられるので、ぜひミモザの挿し木にチャレンジしてみてくださいね!
Lily