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香りがよく、料理やハーブティーに使われることの多いハーブのタイム。強力な殺菌効果もあり、風邪予防にも効果があります。
今回はそんなタイムの種類を紹介していきます。香りの違いや花期そして花色の特徴についてもまとめたので、これからタイムを育てたい方はぜひ参考にしてみてください。
タイムはシソ科・イブキジャコウソウ属の植物で香りを持つものが多いです。ハーブとしてよく知れていて料理に使用されることがあります。
種類によって立ち性や匍匐性などと異なり、草丈は15〜40cmほどでしばらく栽培すると茎が木化して立派になります。葉に斑が入ったものや果物のような香りがするものなど種類よって特徴もそれぞれです。
花の色は紫、白、ピンクなどです。開花時期は4〜6月頃が多く、種類によっては秋まで開花するものも一部あります。
タイムの種類は、世界中で350種あるとされています。
そのうち主に2タイプに分類でき、一般的なタイムである「コモンタイム」のような立ち性タイプと日本に自生する「イブキジャコウソウ」のように這い性タイプです。
香りもレモンタイムのように柑橘系の香りがする種から、キャラウェイタイムのように少し甘い香り、ロンギコーリスタイムのような清涼感のあるものまでさまざまです。
ハーブとして利用されるタイムがコモンタイムです。ハーブ、スパイス、エッセンシャルオイルなど利用方法が多く、古代エジプト時代からタイムは使われてきました。
草丈は20〜40cmほどで、5〜7月に白または淡いピンクの花を咲かせます。
オレンジバルサムタイムは、果物のオレンジのような香りがするのが特徴です。香りを楽しみたい方にはおすすめです。
草丈は30〜40cmほどで寄せ植えにも利用されます。4〜7月が花期で、花の色は淡いピンクです。ほんのりと香る甘い香りが人気で料理、ハーブティー、お菓子に利用されます。乾燥させてポプリにするのもよいでしょう。
シルバータイムは葉のフチに白い斑が入るのが特徴です。遠目で見るとシルバーに見えて美しい特徴があります。
立ち性のタイムで草丈は20〜40cmです。シルバータイムの花期は5〜8月で、花の色は淡いピンク色です。秋以降の気温が低い時期になると、葉に赤みが出て季節の移ろいを感じることができます。寄せ植えとしても人気のハーブで、美しい葉を楽しみましょう。
フレンチタイムは立ち性のタイムで草丈は20〜40cmほどで花期は6〜8月です。淡いピンク色の花が楽しめます。花はとてもよい香りがしてハーブとしても人気です。
カンファータイムのカンファーとは洋服の虫よけに使用された樟脳のことです。カンファータイムは虫よけによく似た強い香りがするのが特徴です。草丈は10〜20cmで、花の色は淡いピンクです。
強い香りを楽しみたい方にカンファータイムはおすすめです。
レモンタイムはレモンのような香りがするタイムのことで、さわやかな香りが楽しめます。アロマティカスのようなすっきりとした香りがします。
レモンタイムの草丈は20〜30cmで、花期は4〜6月です。淡いピンクの花を咲かせ、葉や花は料理に使うことができます。
ウーリータイムは葉に白い毛が生えているのが特徴で、ふわふわとした印象があります。草丈は5cmほどと小ぶりなタイムです。花色は淡いピンクで見た目がとても個性的なタイムです。ほかにはない個性的なタイムを育てたい方におすすめです。
ココナッツタイムは草丈が5cmほどでグランドカバーに向いています。寄せ植えにすることもできるはハーブで、花期は6〜8月です。濃い緑の葉が印象的なタイムです。
香辛料のキャラウェイに似た香りを持つのが特徴のタイムで、草丈は5cmほどです。横に這うようにして進む特徴があり、グランドカバーにも向いています。しかし、個性的な香りがあるため好き嫌いが分かれるかもしれません。
キャラウェイタイムの花期は4〜8月でピンク色の花を咲かせます。肉料理の臭み消しに使用されることが多いです。
ハーブとして知られるタイムにはさまざまな香りがあります。品種によっては非常に強い香りがするものや、オレンジ、レモンのようなさわやかな香りのものまで。ぜひ好みのタイムを見つけて、お菓子や料理に使ってみませんか。
GreenSnap編集部