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赤い実が可愛らしいサンキライは、クリスマスやお正月などの飾りで活躍しますね。切り花でも楽しめますが、ドライフラワーやリースなどにすれば楽しみ方も広がります。サンキライはもともと山に生息する植物なので、育てる場所さえ選べば自然に育ってくれるため初心者の方でも育てやすいです。
今回は、サンキライの花や実の特徴や育て方、そして花言葉やドライフラワーやリースの作り方について詳しく紹介していきます!
サンキライはつる性の落葉低木で、春の時期になると黄緑色の花を沢山咲かせます。漢字では「山帰来」と書き諸説ありますが、山で病気にかかった人がサンキライの実を食べて無事に帰ってきたことが由来の一つのようです。
また、サンキライのつるにはトゲがいくつもあり、猿がトゲだらけのつるに絡まってしまいそうであることから別名「猿捕茨(サルトリイバラ)」とも呼ばれています。
サンキライの実は直径1cmほどで丸く、成熟する前の5~8月頃は緑色でその後10~11月頃には赤色に変化していきます。サンキライは雌雄異株なので、雌株と雄株が近くにあることで実が付きます。そのため、実を付けたい場合は近くで雌株と雄株を育てるとよいです。
それでは、サンキライの育て方について詳しく見ていきましょう!
サンキライは日当たりのよい環境であれば、元気に育ちます。日陰で育てると花つきも悪く、実も付きにくいです。繁殖力が強いため、地植えで育てる場合は広いスペースで芽が出てもよい場所に植えてください。
サンキライは水はけのよい土でよく育つので、市販の草花用の培養土などを使用すれば十分です。
地植えで育てる際は、水やりしなくても問題ありません。ただし、春から夏の時期で長い間雨が降らないようであれば、水やりしましょう。鉢植えでは、土の表面が乾燥したらたっぷり水を与えてください。
サンキライは肥料が必ず必要という訳ではありませんが、植え付けする時に元肥に肥料を混ぜるとよいです。また、花が咲いたら2~3週間に1度のペースで液体肥料を適量与えましょう。
サンキライは病害虫にかかることは少ないですが、ルリタテハの幼虫が発生することがあります。葉などを食害するため、葉の裏側を定期的にチェックしてルリタテハの幼虫を見つけたら対処してください。
サンキライには、「不屈の精神」「屈強」「元気」「元気になる」などの花言葉があります。サンキライはつるを伸ばしながら生長して繁殖力も旺盛なことから、不屈の精神や屈強という花言葉が付けられました。
また、サンキライは赤い実をつけることから中国では昔から縁起のよい植物とされ、結婚式などでも頻繁に用いられます。元気や元気になるという花言葉は、めでたいシーンでも使われることが由来とされています。
サンキライはドライフラワーやリースにすることで、楽しむことができます。ドライフラワーの作り方にはいくつかありますが、室内でサンキライを逆さに吊るして乾燥させたり、花瓶に水を少し入れた状態で乾燥させましょう。
サンキライのリースは、赤い実が付いた枝を輪っかにすれば完成です。1本目の枝で輪っかを作ったら、2本目は1本目の枝に絡めながら丸めていきましょう。枝を3本くらい使えば、ボリュームのあるリースが作れます!枝を丸める作業が難しいようであれば、100均などのリース台を使ってもよいですね。
ただし、サンキライのツルにはトゲがあるため、軍手などを使うと安全に作業できます。
秋の時期に赤い実がつくサンキライは、見た目も可愛らしいですね。乾燥した環境が苦手なので、水切れさえしなければ自然に生長してくれます。ドライフラワーやリースでも楽しめるので、特にクリスマスリースにはおすすめの植物です!
機会があれば、ぜひともご自宅のお庭などでサンキライを育ててドライフラワーやリースを作って楽しんでみてはいかがでしょうか。
GreenSnap編集部