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ニコチアナは星型の花を咲かせ、可愛らしい印象がありますね。ピンク色や白色など花色が豊富で、種類や品種によって雰囲気もガラリと変わります。ニコチアナを初めて知る方も多いかと思いますが、タバコもニコチアナの仲間であるとされています。
ニコチアナは地植えや鉢植えはもちろん、他の植物と寄せ植えでも楽しめる花ですよ。ここでは、ニコチアナの特徴や種類、育て方や花言葉などについて詳しく紹介していきます!
ニコチアナは初夏から秋にかけて2~5cm程度の星型の花を咲かせ、葉は大きく草丈は20cm~1mほどです。ニコチアナは温暖な気候で育つため原産地では毎年が咲きますが、冬の寒さには弱いので日本では春まき一年草として扱われています。
タバコもニコチアナの仲間で、ニコチアナという名前はフランスに初めてタバコを導入したジャン・ニコという人物の名前が由来です。
それでは、ニコチアナの種類について詳しく見ていきましょう!
ニコチアナは約50~70種が存在し、花屋などでは草丈の低い矮性種が多いです。葉タバコの原料として知られるタバコもニコチアナの一種ですが、観賞用としてはハナタバコが人気です。その他、宿根タバコやラングスドルフィーなどの種類も栽培されることがあります。
ニコチアナには「ウィスパーシリーズ」や「パフュームシリーズ」があり、特徴もそれぞれ異なります。ウィスパーシリーズは小花を沢山咲かせ、草丈は約90㎝の高性品種です。ウィスパーローズなどの品種があり、花色が薄いピンク~濃いピンクへと変化していきます。
一方、パフュームシリーズは白色や紫色など花色が豊富で、病気にかかりにくく草丈は40〜50cmです。ディープパープルなどの品種があり、濃い紫色の花を数多く咲かせます。
ニコチアナを育てる際は、風通しと日当たりのよい場所に置きましょう。
ニコチアナは水はけのよい土を好み、ホームセンターなどで手に入る草花用の培養土でも十分育ちます。ナス科の植物は連作障害を起こしやすいため、ナス科の植物を植えた土をすぐに使用することは避けるようにしましょう。
ニコチアナは地植えや鉢植えで育てられますが、地植えの場合は水やりする必要はほとんどありません。鉢植えでは、土が乾燥したらたっぷり水やりしてください。
長い期間花の観賞を楽しむためには、定期的に肥料を与える必要があります。3~10月頃にかけて、月1回のペースで緩効性肥料を施してください。
ニコチアナの増やし方は種まきが一般的で、4~5月頃が適期です。種まき後7~10日ほどで発がするので、発芽した後はポット苗に移植しましょう。
ニコチアナは病気には強いですが、アブラムシなどの害虫が発生することがあります。アブラムシは3~11月頃に多く発生するため、見つけ次第捕殺してください。
ニコチアナには、「あなたがいれば寂しくない」「孤独な愛」などの花言葉があります。ニコチアナ属であるタバコを吸うことで気持ちが和らぐことから、あなたがいれば寂しくないという花言葉が付けられました。
ニコチアナは沢山の花を咲かせ、花が咲き終わると1つずつ枯れていきます。孤独な愛という花言葉は、次々に花が枯れていく中で花が残っている姿が由来とされています。
ニコチアナは相反する花言葉を持っていますが、相手にはあなたがいれば寂しくないという花言葉を伝えてからニコチアナを贈るとよいでしょう。ぜひとも、大切な方にニコチアナのブーケなどを贈ってみてはいかがでしょうか。
今回紹介したように、ニコチアナにはさまざまな種類があることが分かりましたね。ニコチアナは種類や品種によって開花時期なども異なるため、ニコチアナの種類をいくつか育てるとより長い期間観賞も楽しめますね。星型で花姿も可愛らしいので、お庭や室内に飾れば雰囲気も明るくなることでしょう。
ニコチアナは栽培方法も難しくなく初心者の方でも育てやすいので、機会があればぜひご自宅でニコチアナを育てて楽しんでみてはいかがでしょうか。
GreenSnap編集部