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鮮やかなピンク色とグリーンのコントラストが可愛らしい桜吹雪は、一年を通して観賞が楽しめる多肉植物です。初夏になると小さなピンク色の花を咲かせ、こちらも見逃せません。多肉植物にはいくつもの種類がありますが、桜吹雪は初心者の方でも簡単に育てられるので、これから多肉植物を栽培してみたい方にはおすすめです!
ここでは、桜吹雪の特徴や育て方、注意する害虫や病気などについて詳しく紹介していきます。
桜吹雪とは南アフリカに生息するベンケイソウ科の多肉植物で、葉の縁にピンク色の班が入る品種です。斑は日によく当たることで濃くなり、暑い夏の時期には白っぽくなります。桜吹雪の直径は最大5cmほどで、茎は上に伸びていき5~6月頃になると茎の先端にピンク色で星形の花を咲かせます。一日花なので、開花時期を逃さないようにしましょう。
桜吹雪はゆっくり生長するので、小さめの鉢に植えて栽培を楽しんでください。
桜吹雪は日当たりと風通しのよい環境を好みますが、日差しが強い夏の時期は半日陰の場所で管理しましょう。日当たりが悪い場所で育てると全体的に間延びしてしまうので、綺麗な形を維持するためにも日当たりのよい場所で管理することが大切です。
桜吹雪は多肉植物なので、毎日水やりする必要はありません。1週間に1回を目安に、土の表面が乾いたら水やりしてください。桜吹雪は水やりの量が多いとヒョロヒョロになってしまうので、普段から乾燥気味に育てましょう。
冬の時期は水やりの回数を減らし、1か月に1回のペースで水やりします。
桜吹雪の土は、ホームセンターなどで手に入る多肉植物用の土を使用しましょう。ご自分で土を混ぜる場合は、赤玉土3:鹿沼土3:ピートモス2を目安に配合し、その他軽石やパーライトなどもミックスするとよいです。ピートモスの代わりに、腐葉土を使用することもできます。
桜吹雪には、春と秋に肥料を与えます。固形肥料の場合は春と秋にそれぞれ1回、液体肥料であれば春と秋に2週間に1回の頻度で施しましょう。休眠期には、肥料を与えないようにしてください。
桜吹雪の植え替えは、3~6月または9~11月頃が最適な時期です。梅雨の時期や夏場、冬場は植え替えに適した時期ではないので、避けるようにしましょう。
桜吹雪の植え替え後はすぐに水やりしないで、1週間~10日後に水を与えます。
桜吹雪は直射日光が当たる場所であれば最高30℃、日陰では40℃まで耐えることができます。そのため、日よけすることで日本の夏場でも屋外で育てられます。
簡易ビニール温室を使用している場合は、ビニールを全て開放して前面部分が完全に開くようにしましょう。温室の一番上には、60~70%ほどの強めの遮光ネットをかけてください。前面に遮光ネットをかけることで、日よけになります。
簡易ビニール温室でない場合は、遮光シートで覆うことで日よけ対策になります。
桜吹雪は寒さにも強い植物ですが、冬場は氷点下になる前に室内に移動させましょう。室内では日当たりのよい場所に置き、最低でも4時間以上は日が当たる場所で管理します。エアコンの風が当たる場所は避けて、気温が15℃を超えないようにしてください。
桜吹雪の増やし方にはいくつか方法がありますが、ここでは株分けと挿し木の方法について見ていきましょう。
桜吹雪は他の多肉植物と同様に、株分けで増やすことができます。
桜吹雪は脇芽や茎などをカットして挿し穂にすることで、挿し木でも増やせます。
桜吹雪は病気や害虫にはかかりにくいですが、うどんこ病にかかる場合があります。葉の表面にうどん粉をまぶしたような白い粉が現れたらうどんこ病に感染しているので、薬剤を撒いて対処しましょう。
また、桜吹雪はカイガラムシやアブラムシなどの害虫が発生することもあります。カイガラムシは5~7月頃に発生しやすく、暗い場所を好みます。カイガラムシは植物の葉や幹を吸汁するので、見つけたら殺虫剤を撒いて駆除してください。
アブラムシは3~11月頃にかけて発生し、大量に発生すると駆除するのが大変です。対策として薬剤を散布し、アブラムシが発生した場合はガムテープで地道に取り除いてください。その他、アブラムシに牛乳をかけることで窒息死させることができます。
ピンク色がアクセントの桜吹雪は見た目が可愛くて、見ているだけで癒されますね。桜吹雪単体を鉢植えで育ててもよいですが、他の多肉植物と一緒に寄せ植えしても楽しめます!今回紹介したように桜吹雪の育て方は簡単なので、ご自宅でもぜひ桜吹雪を栽培してみることをおすすめします。
GreenSnap編集部