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ホップというとビールのイメージがありますよね。ビールの原料になる植物で、自宅で栽培することができます。今回はホップの育て方について紹介します。
基本的に育て方は難しいことはありません。ただし1つだけ注意することは土です。ホップの栽培に適した土づくりについても記載したのでぜひ参考にしてみてください。
ホップの苗は3月から4月に植え付けましょう。天気のよい日、気温が穏やかな日に作業をすることをおすすめします。
ホップの栽培は日当たりのよい場所をおすすめします。
ただしホップは雨が少ない涼しい気候を好む植物です。夏の高温は苦手とするので、西日が当たらない場所を選んでください。鉢で育てている場合は季節に応じて置く場所を移動させましょう。
ホップはアルカリ性土壌を好みます。苦土石灰を混ぜて土をアルカリ性に傾けましょう。pH測定地を利用するのがおすすめです。
多くの日本の庭土は雨に含まれる酸性成分によってどうしても酸性に傾いています。酸性土壌のままホップを育てると弱るため、必ず調整をしてください。
苦土石灰は100円ショップや園芸店で売られています。
ホップは肥料を必要とします。植え付け時に緩効性肥料を混ぜておいてください。2月の寒い時期に追肥を行いましょう。
ホップを地植えで育てている場合は基本的に水やりの必要はありません。降雨でしっかりと水分が得られるため、特に何もしなくても問題ありません。ただし、真夏に日照りが続く場合は水やりをしてください。
地植えの場合は土が乾いたら水やりをたっぷりとします。真夏は朝または夕方に水やりをして、鉢の中の土の温度が上昇しないように注意をしましょう。
ホップを鉢植えで育てている場合は植え替えが必要です。
ホップの栽培では2月から3月頃に鉢の根をチェックしてください。容器にパンパンに根が張り巡らされている場合は、植え替えをおすすめします。ひとまわり大きなサイズの鉢植えに植え替えて育てましょう。
だいたい1年から2年に一度の頻度で植え替えすることをおすすめします。鉢を新しくするだけでなく、土も交換してください。
ホップはツルを伸ばして成長するため、支柱を立ててからませていきましょう。手でからませることができます。
春はツルを5本ほど残して、それ以外は摘み取ってください。たくさんのツルを伸ばすと、栄養が行き渡らなくなります。花を楽しみたい場合は、いくつかツルを絞ってください。
ホップは挿し芽と株分けで増やすことができます。
挿し芽は4月から5月に行ってください。健康なツルを10cmほどカットをして清潔な土に挿します。水やりをしながら管理をすると根が出てきてホップを増やすことができます。必要に応じて発根促進剤を使いましょう。失敗したときのために挿し芽にするツルは複数本用意しておくと安心です。
植え替えの際は一緒に株分けをするとよいでしょう。傷んだ根を取り除いてナイフや手で2つに分けるとホップを増やすことができます。
ホップの収穫の時期は7月から9月です。花が熟すまで待つと散ってしまうので緑色のうちに収穫することをおすすめします。収穫をしたら風通しのよい場所で陰干しをしましょう。
日本に自生する植物です。別名山ホップとも呼ばれています。
カナムグラは道端に自生するホップで薬草として利用されています。
ホップはアブラムシの被害に遭うことがあります。3月から5月ごろはアブラムシがつきやすいため、こまめにチェックをしてください。病気を媒介することがあります。アブラムシを見つけたら早めに駆除をしましょう。
大量に発生している場合は、薬剤を使ってください。
ホップの花言葉は「天真爛漫」、「希望」、「信じる気持ち」、「不公平」です。
GreenSnap編集部