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釣鐘型の可愛らしい花姿が特徴のペンステモンは、初夏から秋にかけて楽しめる植物です。地植えと鉢植え両方で育てることができ、花色も豊富なのでお庭で育てればアクセントにもなります。ペンステモンの育て方は難しくないため、園芸初心者の方でも栽培することができます。
今回は、ペンステモンの特徴や育て方、かかりやすい病気や害虫などについて詳しく紹介してきます!
ペンステモンはオオバコ科ペンステモン属に分類される常緑多年草で、北アメリカを中心に自生しています。5~9月頃になると釣鐘型の花を咲かせ、花色は白色や紫色、ピンク色などさまざまです。
ペンステモンは欧米で古くからポピュラーな植物で、品種改良が頻繁に行われてきました。現在では沢山の種類や品種があり、草丈なども種類や品種によって異なります。
ペンステモンを鉢植えで育てる場合は、市販の草花用培養土に鹿沼土や軽石などを軽く混ぜて、水はけの良い土壌を作りましょう。
地植えでは腐葉土や堆肥などを土壌に混ぜて、水はけの良い状態にしてください。水はけが良くない土地であれば、盛り土して地面より高い場所に植え付けるとよいです。
ペンステモンは、風通しと日当たりのよい環境を好みます。乾燥した場所でよく育ち、日本のような多湿の環境には弱いです。また、夏の時期は明るい日陰で育てると良いです。
鉢植えでは、土の表面が乾燥したらたっぷりと水やりしましょう。一方、地植えの場合は雨水だけで十分です。ペンステモンは乾燥には強いですが過湿した環境では育ちにくいため、水の与え過ぎには注意してください。
ペンステモンの用土は、市販の草花用培養土で十分に育ちます。ご自分でミックスされる際は、赤玉土(小粒)6:腐葉土3:川砂またはパーライト:1の割合で配合することをおすすめします。
ペンステモンは、春と秋の時期に緩効性化成肥料を置き肥すれば十分です。6月以降になっても肥料が残っていると夏越ししにくいため、それまでに肥料が残らないようにしましょう。
ペンステモンの植え替えは、3~4月または9~10月頃が最適な時期です。これから紹介する手順で、ペンステモンを植え替えてみましょう。
ペンステモンを植え替えた後は、しっかり根付くまで日当たりと風通しのよい場所で管理して水やりしましょう。
ペンステモンは日本のような多湿が苦手なので、手入れしないと開花後に枯れてしまうことがあります。
ペンステモンの花を翌年も咲かせるために、ペンステモンの花が咲き終わったら早目に切り戻しましょう。株元から1/2~2/3ほどの位置で切り落とし、風通しを良くして蒸れを予防します。
鉢植えでは、梅雨になったら雨が当たらない場所に移動して管理してください。
ペンステモンの株分けの時期は、植え替えと同じ3~4月または9~10月頃です。そのため、ペンステモンを植え替えた次いでに株分けしても良いでしょう。
ペンステモンは病気に強いですが、アブラムシなどの害虫が発生することがあります。アブラムシは3~11月頃にかけて多く発生し、ペンステモンの葉や茎の部分に寄生して養分を吸収してしまいます。
アブラムシは大量発生すると駆除が大変なので、見つけ次第捕殺しましょう。その他、対策としてガムテープでペタペタして退治したり、アブラムシに牛乳をかけて窒息死させることもできます。
ペンステモンは可愛らしいだけでなく丈夫な植物なので、初心者の方でも栽培しやすいですね!多年草のペンステモンは多湿の環境が苦手なので夏越しする必要があり、夏越しすることで翌年も綺麗な花を咲かせることができるでしょう。
ご興味があれば、ぜひともご自宅のお庭などでペンステモンを育ててみてはいかがでしょうか。
GreenSnap編集部