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植物を販売しているお店で働く店員さんが、よくされる質問に「枯れない観葉植物ありませんか」というものがあります。
要は初心者でも枯らしにくくて、育てやすい観葉植物が欲しいんですね。
今回はその条件に合いそうなものをご紹介します。
ポトスは、美しい葉をしたツル性の観葉植物で、昔から高い人気を誇ります。その一因に育てやすさがあります。
ツルの先を水に挿しておくだけで根が出るほど繁殖力が高いので、成長を楽しめるという点もいいですね。
サイズの種類が多いというのも見逃せないポイントです。
緑色の葉に黄色い斑模様が美しい観葉植物ですが、暗い場所に長く置いていると斑模様が消えてしまうので、夏場の直射日光以外はなるべく日向か、明るい日陰に置いてあげてください。
せっかく室内に飾るのなら、程度の差はあれお洒落な感じが出る観葉植物がいいですよね。
そこで、独特な葉の形をしながらも手間がかからないモンステラが次の候補です。
成長するにつれ、フチから葉脈に穴や深い切れ込みができていきます。これがモンステラ特有の葉の形になって、インテリアとしても楽しめるようになります。
サイズも小さい品種から大サイズまであって、それぞれ樹形が違うのでそこでも個性を楽しめます。
強い直射日光を避けて暗い日陰には置かず、土が乾いた時に水をあげるという、およそ最低限の育成で育ってくれます。
寒さだけには弱いので、冬場の温度管理には要注意です。
あと、茎葉の汁には毒性があって皮膚をかぶれさせたり粘膜を炎症させるので、犬や猫を室内飼いしている人は要注意です。
フィロデンドロン・セロームという正式名称を持つこの観葉植物は、マングローブを髣髴とさせる幹と根を持ち、葉っぱは手のひらのようという個性の塊です。
熱帯の植物なのに寒さに強いという特徴があり、直射日光を避けた明るい場所に置いて基本的な水やりをすれば長く楽しめます。
部屋のスペースをがっつり食う大型から、テーブルに乗せられる小サイズまで、選べる幅が広いのも魅力ですね。
今回紹介したのはいずれも、観葉植物の基本を押さえておけば枯らすことなく長く楽しめる丈夫なものばかりです。
もちろん丁寧に見てやれば、その分多くの顔を見せてくれるでしょう。
※トップ画像はPhoto by 38BASEさん@GreenSnap
徳原鉄二