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地中海地方が原産のオリーブは、オリーブの実はもちろんシンボルツリーとしても人気がありますね。オリーブにはたくさんの品種があり、オリーブ・ルッカもその一つです。丈夫な品種なので初心者の方でも育てやすく、オリーブを育ててみたい方にはおすすめです。
ここでは、オリーブ・ルッカの特徴や育て方を中心に詳しく紹介してきます!
オリーブ・ルッカはモクセイ科の常緑中高木で、葉色が濃く見た目も美しいことが特徴です。病気や害虫にも強いため育てやすく、生長も早いです。
日本には1932年にアメリカから導入され、多くのオリーブは2品種以上で実を付けることが多いですが、ルッカは1本でも高い確率で着果します。そのため、1本のオリーブの木で実も付けたいという方にはおすすめの品種と言えるでしょう。
オリーブ・ルッカは香川県の小豆島でも栽培され、実の含油率が25%であることからオリーブオイル向けの品種です。
オリーブ・ルッカの実の食感は他の品種よりも硬めで、オイルの甘みもあります。オイル用の実として知られていますが、塩漬けにしてもおいしいですよ。
オリーブ・ルッカは5月下旬~6月上旬頃に花を咲かせ、花が咲き終わってから実を付け始めますが、樹齢が若い場合は花が咲かないこともあります。
オリーブ・ルッカの収穫に最適な時期は、10月下旬〜11月中旬頃です。
オリーブ・ルッカは、日当たりと風通しのよい環境で育てましょう。室内よりも屋外で育てることをおすすめします。
オリーブ・ルッカを鉢植えで育てる場合は、土が乾いてからたっぷりと水やりしましょう。
地植えでは、しっかり根付いていれば水やりは基本的に必要ありません。ただし、冬の時期と実が生る時期には水やりをしてください。
オリーブ・ルッカは水はけのよい土を好むため、ホームセンターなどで手に入るオリーブ用の土や果樹・花木用の土を使用すれば問題ありません。
オリーブを育てる際はpH6.5~7.0の土にする必要があるため、鉢植えと地植えともに苦土石灰を混ぜていき、土の酸度によって苦土石灰を撒く量を決めます。
10号鉢であれば約30g、地植えであれば1㎡あたり300~400gを目安に撒きましょう。
オリーブ・ルッカの肥料は、3月、6月そして10月の年に3回与えます。オリーブ・ルッカの葉先が黄色に変化したら、追肥して栄養を補いましょう。
オリーブ・ルッカは植え替え後、鉢に溜まるくらいたっぷりと水やりしましょう。水が抜けた後もう一度水やりし、明るい日陰の環境で管理します。
植え替え後は、1~2週間ほど肥料を控えてください。また、植え替えした直後は根が張るまでの間は支柱を立てるとよいです。
オリーブ・ルッカの剪定時期は2月中旬~3月中旬頃で、ひこばえなどの不要枝を中心に剪定しましょう。
オリーブ・ルッカの木を何年も育てて若返らせる場合は、太い枝を切戻す強剪定が効果的と言えます。強剪定した翌年はオリーブ・ルッカの実は付きませんが、2年目になると実が付きやすくなります。
オリーブ・ルッカは病害虫に強い品種ですが、オリーブアナアキゾウムシなどが発生することがあります。オリーブアナアキゾウムシはオリーブの幹などを食害し、放っておくとオリーブの木が枯れてしまう恐れもあります。
3月下旬~11月上旬頃にかけて活発に活動するので、オリーブアナアキゾウムシを見つけたら殺虫剤を使って駆除しましょう。
今回は、オリーブ・ルッカの特徴や育て方について詳しく紹介しました。オリーブ・ルッカ濃い緑色の葉が特徴で実も付きやすく、シンボルツリーとしてもおすすめです!
機会があれば、ぜひともご自宅のお庭などでオリーブ・ルッカを育ててみてはいかがでしょうか。
GreenSnap編集部