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ドラセナ・フラグランスの育て方|季節別の水やりや枯れる原因、花は咲く?

南国の雰囲気が感じられるドラセナ・フラグランスは、その名の通り香りがするドラセナです。丈夫な植物なので、インテリアとしても人気があります。

ドラセナにはいくつもの品種がありますが、よい芳香のドラセナをお探しの方はドラセナ・フラグランスを育ててみてはいかがでしょうか。

今回は、ドラセナ・フラグランスの特徴や育て方などについて詳しく紹介していきます!

ドラセナ・フラグランスとは


ドラセナ・フラグランスは熱帯アフリカを中心に生息し、キジカクシ科(リュウゼツラン科)リュウケツジュ属に分類される観葉植物です。

5~10年に1度小さな白い花を咲かせてよい香りを放ち、和名では「ニオイセンネンボク」と呼ばれドラセナの中でも香りが特徴の品種です。花が咲くまで何年もかかりますが、開花したらぜひ観賞してみてくださいね。

ドラセナ・フラグランスの日当たり、置き場所

屋外

ドラセナ・フラグランスは日当たりのよい場所を好むため、屋外では太陽の光を当てて育てましょう。

屋内

ドラセナ・フラグランスは日陰の環境でも育ちますが、屋内では窓際など日当たりのよい箇所に置いて栽培するとよいです。直射日光が当たると葉焼けを起こすことがあるため、レースカーテン越しで育てることをおすすめします。

寒さに弱い植物なので、室内の気温は8℃以上保つようにしましょう。

ドラセナ・フラグランスの育て方:水やり

春〜秋の水やり

ドラセナ・フラグランスは季節によって水やりの量を変えることがポイントで、春と秋の時期は土の表面が乾燥したらたっぷりと水やりしましょう。暑い夏は毎日水やりしてください。

冬の水やり

冬の時期は暖かい室内で管理してやや乾燥する程度に育て、気温が低くなるにつれて水やりの量を少なくします。

ドラセナ・フラグランスの育て方:用土

ドラセナ・フラグランスは水はけのよい土を好み、市販の観葉植物用の土でも十分育ちます。ご自分でミックスする場合は、腐葉土と赤玉土(小粒)を混ぜるとよいです。

ドラセナ・フラグランスの育て方:肥料

生育期にあたる春~秋の間は、約2ヶ月に1回の頻度で緩効性肥料を施しましょう。または、2週間程度に1回のペースで液体肥料を与えてもよいです。寒い冬の時期は、肥料を与える必要はありません。

ドラセナ・フラグランスの植え替え

植え替えの手順

  1. 作業する場所に、新聞紙またはビニールシートを広げます。
  2. 用意した新しい鉢の底穴に鉢底ネットを被せて、次に軽石を入れます。
  3. 鉢に1/3程度の土を入れます。
  4. 古い鉢からドラセナ・フラグランスを抜いて、ピンセットや指で根についている土を約1/3~1/2ほぐして落とします。根がなかなか抜けない場合は、木づちを使って鉢の縁を叩きながら作業しましょう。
  5. 黒ずんだ根や腐った根などがある場合は、ハサミを使って切り落としてください。
  6. 鉢の真ん中にドラセナを置いて、土を鉢の縁から下2〜3cm辺りまで入れましょう。
  7. 最後にたっぷりと水やりをすれば、完成です!

植え替え後の管理

植え替え後は、ドラセナ・フラグランスを明るい日陰で管理します。土が湿った状態が長いてしまうと株が弱ってしまうので、土が完全に乾いたことを確認してから水やりしましょう。

その他、肥料は植え替えしてから新しい根が出始めたことを確認できたら施してください。

ドラセナ・フラグランスの剪定・手入れ

ドラセナ・フラグランスは手間がかからない植物ですが、枝が伸びすぎたようであれば切り戻し剪定する必要があります。切り戻し剪定では大部分をの葉や枝を切り落とし、そうすることで樹形を維持したり弱った株を元気にできます。剪定に適した時期は5~9月頃で、剪定する際は剪定バサミを使用しましょう。

剪定した後は、枝の切り口に保護剤を塗布します。このように対処することで、切り口の部分から細菌などを予防できます。

ドラセナ・フラグランスの増やし方

ドラセナ・フラグランスは挿し木または取り木で増やすことができ、どちらも5~7月頃が最適な時期です。それでは、挿し木と取り木の方法についてそれぞれみていきましょう!

ドラセナ・フラグランスの挿し木

  1. 新芽のついている枝を、先端より約10~15cmの位置で切り取ります。
  2. 切り口の部分を斜めにカットし、枝の先端の葉を3~4枚ほど残してそれ以外は切り落とします。
  3. 残した葉をさらに半分の大きさに切ります。
  4. 枝の切り口を水に数時間ほど浸します。
  5. 用意した小さな鉢に土を約8割入れ、鉢の中心部分に割りばしや指などで穴を空けてください。
  6. 土に挿し穂を挿し、その後土が乾燥しないように水やりしてしばらくは日陰の環境で管理しましょう。
  7. 約1ヶ月経過したら、植え替えの時と同じように一回り大きな鉢へ移し替えます。

ドラセナ・フラグランスの取り木

  1. 幹の中で根を出したい部分を決め、約2~3cmの幅で環状剥皮してその上から水ごけで巻きます。
  2. ビニールシートや袋などを被せ、紐で上下を固定させます。上は軽く締め、下は少しきつい程度に結びます。
  3. 水やりは水ごけを乾燥させないように気を付けながら、ビニールシートまたは袋のすき間から与えるとよいです。
  4. 外側から見て根が十分出てきたら、親から切り離して鉢上げしましょう。。
  5. 鉢上げした後は明るい日陰で育て、その後日当たりのよい場所に移動させてください。

ドラセナ・フラグランスの注意する害虫・病気

ドラセナ・マッサンゲアナは白絹病や炭そ病などにかかりやすく、白絹病は糸状菌などの病原菌に感染することでかかる病気です。炭そ病は黒色や灰色のカビが発生して葉に穴が空く病気なので、これらの病気の症状を確認したらすぐに取り除きましょう。

また、ドラセナ・マッサンゲアナはハダニやアブラムシなどが発生することがあり、ハダニは葉裏に寄生します。定期的に葉水を与えることでハダニの予防になるので、水やりする時には葉水も欠かさず行いましょう。

アブラムシが発生した場合は、歯ブラシやガムテープなどで取り除いてください。

ドラセナ・フラグランスが枯れるのを防ぐには?

ドラセナ・フラグランスはエアコンの風に弱いため、室内で育てる際はエアコンの風が当たらない場所で管理することが大切です。

また、寒さに弱い性質があるので、冬は室内に移動させて管理するなどの対策をすることで、枯れることを予防できます。

ドラセナ・フラグランスを育ててみよう

今回は、ドラセナ・フラグランスの育て方や特徴について紹介しました。ドラセナには個性的な品種が多くありますが、香りのよいドラセナを育てたいという方はドラセナ・フラグランスはピッタリです!

機会があれば、ご自宅でドラセナ・フラグランスを育ててみましょう!

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