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温暖な気候を好むドラセナ・マッサンゲアナは、日本でも人気がある観葉植物です。丈夫な植物なので、初心者の方でも育てられます。エキゾチックな雰囲気のドラセナ・マッサンゲアナを飾れば、お部屋の雰囲気も一変しそうですね。
今回は、ドラセナ・マッサンゲアナの育て方や枯らさないポイントなどについて詳しく紹介していきます!
熱帯アジア~アフリカが原産のドラセナ・マッサンゲアナは、リュウゼツラン科の観葉植物です。ドラセナを代表する品種で、寒さに弱いですが管理しやすい樹木です。別名「幸福の木」とも呼ばれ、ハワイでは「家の前にドラセナを置くことは縁起がよい」と伝わることから名付けられたと言われています。
ドラセナ・マッサンゲアナは、10~12月頃に白色の小さな花を数多く咲かせます。花は条件が整うことで毎年咲きますが、5年または10年に1度の頻度で開花すると言われています。花はフローラルな香りですが、香りが強いため臭いと表現されることが多いです。ドラセナ・マッサンゲアナは開花することが珍しいので、花が咲いたらぜひ観賞してみましょう!
ドラセナ・マッサンゲアナは、日当たりと風通しのよい場所を好みます。観葉植物なので室内で管理されることが多いと思いますが、一年中室内で育てることはあまりおすすめしません。春から秋にかけては屋外で管理しましょう。または、1週間のうち2~3日程度は外に出して日の光に当ててください。
寒い冬の時期は室内で育てましょう。日当たりと風通しのよい場所で管理してください。
ドラセナ・マッサンゲアナは、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりしましょう。
休眠期にあたる冬は水やりの頻度を減らし、一週間に約1~2回水やりします。
ドラセナ・マッサンゲアナは水はけのよい土を好み、市販の観葉植物用の土であれば問題ありません。ご自分でミックスされる場合は、硬質赤玉土をメインにパーライトやピートモスなどを入れましょう。
ドラセナ・マッサンゲアナは肥料がなくても育ちますが、与えることで生長は早くなります。春~秋の時期に化成肥料を月1回ほど、または規定の濃度で薄めた液肥と2週間に1回施しましょう。
冬に肥料を与えると葉焼けする場合があるので、この時期は肥料を控えてください。
ドラセナ・マッサンゲアナの植え替えは5~7月頃ですが、暖かい室内で作業する場合はいつでも植え替えできます。鉢底から根が出ているようであれば植え替えする必要るので、一回り大きな鉢に植え替えましょう。
植え替えした後は、ドラセナ・マッサンゲアナを明るい日陰で管理しましょう。土が湿った状態が長く続くと株が弱ってしまうため、土が完全に乾いてから水を与えてください。
また、肥料を与える場合は、植え替えしてから1か月後に新しい根が出始めので、この時期に肥料を施しましょう。
ドラセナ・マッサンゲアナはそのままにしておくと上に伸びていくため、約2~3年の一度の頻度で剪定しましょう。
剪定は5~7月頃が最適な時期です。ドラセナ・マッサンゲアナの剪定は難しくなく、剪定バサミを使ってお好みの高さで枝を水平に切り落とします。剪定した後は、しばらくすると新芽が出てきます。
ドラセナ・マッサンゲアナは、挿し木または管挿しで増やせます。
新芽のついた枝を約10cmの長さに切り落とします。枝の葉を3~4枚ほど残してそれ以外を取り除き、残した葉はさらに半分にカットしてください。その後、枝の切り口を水に数時間漬け、用意した鉢に土を入れて土に挿し穂を挿します。
葉がついてない枝を使用して増やす方法です。剪定で切り落とした枝を6~7cmほどに切り揃え、約8~9割を土に埋めます。根や新芽が出るまでビニールなどでくるんで管理し、高温で湿度の高い環境を作り上げます。根や新芽が出てきたら、新しい土に植え替えてください。
ドラセナ・マッサンゲアナは、炭疽(たんそ)病や白絹病などにかかりやすいです。炭疽病は黒色や灰色のカビが発生し、葉に穴が空く病気です。炭疽病にかかった葉を見つけた場合は、すぐに葉の部分を切り取りましょう。
白絹病は、糸状菌などの病原菌が原因でかかる病気です。白絹病の場合も、見つけ次第すぐに取り除いてください。
また、ドラセナ・マッサンゲアナはハダニやアブラムシなどが発生することがあります。ハダニは葉裏に寄生しますが、葉水を与えることでハダニの予防になります。アブラムシが発生した場合は、歯ブラシなどで擦り落としましょう。
ドラセナ・マッサンゲアナはエアコンの風に当たることで枯れてしまうため、エアコンの風は避けるようにしましょう。室内で育てる際は、日当たりを風通しのよい場所で管理することで枯らさずに育てられます。
その他、水をやり過ぎると根腐れを引き起こし、枯れる原因にもなります。水やりの量には十分気を付けましょう。
ドラセナ・マッサンゲアナは常緑低~高木なので、1本でも存在感がありますね。インテリアとしてリビングなどに置けば、最適と言えるでしょう。初心者でも育てやすい観葉植物なので、ご興味がればぜひご自宅でドラセナ・マッサンゲアナを育ててみてはいかがでしょうか。
GreenSnap編集部