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ピンク色の可愛らしい花を咲かせるハゼランは、1日の中でも開花時間が短いです。蕾や実の状態はまるで線香花火のような姿なので、開花していなくても観賞が楽しめますね。
現在では野生化しているため、国内でもさまざまな場所でハゼランを見かけることができます。ハゼランの特徴や育て方、そして花言葉などについて詳しく紹介していきます!
ハゼランは南アメリカに自生し、スベリヒユ科ハゼラン属の一年草植物です。明治時代に初めて園芸植物として渡来し、繁殖力が旺盛なのであまり手入れしなくても育ちます。ハゼランは漢字では「爆蘭」と書き、秋の時期になると小さな実が爆(は)ぜることで周囲に飛び散る姿が由来とされています。
ハゼランには「サンジソウ(三時草)」や「花火草」などの別名があり、花が午後2時~3時の間しか咲かないことからサンジソウとも呼ばれています。また、ハゼランは蕾や実の状態だと線香花火のように見えることから、花火草と呼ばれるようになったようです。
ハゼランの英名は「coral flower」であり、ハゼランの実の色がサンゴに似ていることが由来です。名前の由来を知るだけでも、ハゼランの特徴がよく分かりますね。
ハゼランの開花時期は8~10月頃で、濃いピンク色の小花をたくさん咲かせます。5枚の花びらがあるので桜のような印象で、可愛らしい花です。
ハゼランは全体が食用できることも特徴の一つで、特に葉や茎の部分は多肉質です。葉は柔らかいため、好んで食べられることが多いです。
ハゼランの花は小さいですが葉は大きく、下処理をしなくてもよいため簡単に調理できます。ハゼランの葉はほうれん草のような味わいで、生食はもちろん天ぷらや胡麻和えなどでおいしく食べることができます。
ハゼランは鉄分やビタミンAなどを豊富に含んでいることからセイロンほうれん草とも呼ばれ、原産国では食用されることが多いです。栄養価が高く調理方法も簡単なので、機会があればハゼランを料理に使用してみてはいかがでしょうか。
ハゼランは水はけと日当たりのよい場所で元気に育ちます。温暖な環境を好むため、冬の時期は10℃以上の場所で栽培しましょう。土は水はけのよいものを好み、ホームセンターなどで手に入る市販の培養土でも育ちます。
ご自分でミックスする場合は、赤玉土5:腐葉土1:パーライト4の割合を目安にしてみてください。
ハゼランは乾燥した場所でも育つので、地植えであれば水やりは特に必要ありません。鉢植えの場合は、土の表面が乾いてから水やりをします。
ハゼランは肥料を与えなくても育ちますが、花付きをよくしたいようであれば初夏~秋の時期に液体肥料を月に1回ほど施しましょう。
ハゼランの植え替えは、6~8月頃が適期といえます。鉢植えでは一回りほど大きな鉢に植え替え、根鉢を崩さずに土を丁寧に取り除いて作業してください。
ハゼランには「真心」「永遠にあなたのもの」という花言葉があり、10月3日の誕生花でもあります。
素敵な花言葉ばかりなので、大切な人にハゼランを贈ってみてはいかがでしょうか。
可愛らしい花姿のハゼランは、切り花としてはもちろん食用としても利用できます。栄養も豊富に含んでいるので、ご自宅のお庭などで育てることで楽しみも増えそうですね。ハゼランは手間がかからない植物なので、園芸の経験が少ない方でも育てることができます。
機会があればハゼランを育てて、花の観賞を楽しみましょう!

GreenSnap編集部