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ひも状で個性的な形のリプサリスは、おしゃれな観葉植物として近年人気があります。種類によって茎の形や花色などは実にさまざまで、簡単に育てられることから初心者の方にもおすすめの植物です。
リプサリスの種類や特徴などについて詳しく紹介していきます。
リプサリスはサボテン科リプサリス属に分類されるサボテンの仲間で、中央アメリカ~南アメリカなどの熱帯雨林に生息する着生植物です。
葉が下に伸びる性質があることからハンギングバスケットなどで育てられることが多く、見た目は多肉植物のようですがトゲは小さいため、触っても痛くありません。
また、リプサリスは直射日光に弱い性質があるため、半日陰で育てられます。手間がかからない植物ですが、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。
リプサリスは4~6月頃に小さな花を咲かせ、花色は白色やピンク色など品種によって異なります。葉や花も楽しめますが、茎の周りに赤色やピンク色の小さな実をつけるので実も観賞でることが特徴です。
リプサリスは種類が多い観葉植物で、約60種類以上あるといわれています。種類によって見た目や雰囲気などもがらりと変わるので、お気に入りのリプサリスを見つけて楽しみたいですね。
それでは、リプサリスの種類について見ていきましょう。
ブラジル中部~ウルグアイにかけて自生し、リプサリスの中でも特に人気がある種類です。別名「青柳」とも呼ばれ、生長すると株全体にボリュームが出てくるので見応えがあります。
筒状の茎が特徴で、春の時期には白色の花を咲かせます。
比較的上に向かって伸びる性質があり、ハンギングバスケットでは他の種類と違って上に伸びようとする姿が印象的です。エワルディアナは扁平葉でトゲもほとんどなく、春先に白色の花が咲きます。
リプサリスの中でも代表的な種類のカスッサは、生長すると約1m以上にもなります。「アマノカワ」や「糸葦(いとあし)」などの異名を持ち、細長い茎が下に伸びる姿が由来です。
サボテンの一種ですが手触りは柔らかく、全体的にふんわりした雰囲気が印象的です。
ブラジル東部に自生する種類で、他の種類とは見た目が大きくことなる葉状茎が特徴です。葉状茎とは茎の部分が変形して葉が連なったように見える形のことで、エリプティカの葉の表面は硬く縁は波打っています。
茎が鎖のように連なっていることが特徴で、英名では「チェーンカクタス」と呼ばれています。パラドクサの茎はぷっくりしていて、全長は約1mまで生長します。
ブラジルが原産の種類で、「フロストシュガー」や「朝の霜」などとも呼ばれて親しまれています。茎の表面に白色のトゲが密集していることが特徴で、他のリプサリスと同様にトゲで怪我することはありません。
室内にピロカルパを飾れば、一層おしゃれな雰囲気が楽しめることでしょう。
他のリプサリスよりも茎が太い品種で、その姿から「ヒモサボテン」とも呼ばれています。茎には全体的に白いトゲで覆われていますが、トゲは柔らかいので痛くありません。
ホリダは白色の小さな花が咲き、花が咲いた後は透明の実を付けます。
生長すると茎が伸びてきますが、全体的にまとまりがよく育てやすい種類です。ヘテロクラダは小鉢でも楽しめますが、リプサリスの特徴を生かせるハンギングバスケットでの育て方が人気といえます。
春の時期には、可愛らしい黄色い花を咲かせます。
葉先が淡いピンク色に色づく珍しい種類で、夏の時期には全体的に緑色になります。葉先は柔らかく、別名「マツカゼ」とも呼ばれています。
茎が短いタイプのリプサリスで、全体的にコンパクトな印象が特徴です。メセンブリアンテモイデスは密度があり生長してもそのボリュームを維持しますが、高温多湿には弱いため適度に剪定する必要があります。
個性的な形が魅力的なリプサリスはハンギングバスケットなどで育てられるので、インテリアとして最適ですね。長く伸びる性質があるため必要であれば剪定しますが、暑さや乾燥に強く育てやすい植物です。
さまざまな見た目のリプサリスがあるため、お気に入りの種類がきっと見つかることでしょう。
リプサリスを育てる機会があれば、種類や品種を覚えて楽しんでみてはいかがでしょうか。
GreenSnap編集部