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セリ科の植物は食べられることができるもの、ハーブとしての効能があるものなど種類が豊富です。このページではセリ科のウイキョウについて解説しています。
ウイキョウとはどんな植物なのか基本情報をまずまとめました。ウイキョウの効果効能や育て方の基本も記載しているので、これからウイキョウを育てたい方はぜひご参照ください。
ウイキョウの花期は7月から8月で花の色は黄色です。花は散形花序を形成して傘状に小花をたくさんつけます。花はかすかな香りがします。1つ1つの花は小さくて全体的に繊細な印象です。
ウイキョウの花を真上から見ると、花火のような見た目をしていて美しい特徴があります。
フェンネルというハーブがありますが、これはウイキョウのことを指します。ウイキョウは英語でフェンネルと呼ばれているだけで違いはとくにありません。
ウイキョウはハーブとして有名で、平安時代から日本では生薬として利用されてきました。
ウイキョウの効果効能は胃腸の健康が挙げられます。食べ過ぎて胃が荒れている方にもよいでしょう。またウイキョウには痰を取り除く効果も期待できるため、体調不良で痰が出やすい方にもおすすめです。
消化促進や消臭効果や、女性ホルモンにも影響すると考えられていて、ウイキョウを摂ることで母乳の出がよくなるともされています。
さらには眼精疲労にもよいとされていて、古くから視力回復に利用されてきました。
ウイキョウは香辛料として使用されることもありますが、パンやお菓子にフェンネルシードとして混ぜたり、煮物や魚料理に使われたりもします。
ウイキョウは明るく日当たりのよい場所を好みます。乾燥土壌を好むため、水のやりすぎには気をつけてください。水が多いと根腐れする可能性があります。乾き気味に育てると丈夫に育つのでおすすめです。
なお、地植えで育てる場合は、水やりはしなくても育てることができます。
水はけのよい土を好みます。自分でブレンドをするのであれば、赤玉土と腐葉土を7:3の割合で混ぜてください。
倒れやすいため支柱を立てておきましょう。
ウイキョウの花言葉は「力量」、「称賛」、「よい香り」、「背伸びした恋」、「精神の強さ」、「強い意志」です。
ウイキョウはわずかによい香りがします。このことから「よい香り」という花言葉になりました。
ハーブとしての効能が多いことから「力量」、「精神の強さ」となったのでしょう。
葉のすき間から茎を伸ばして花をつけることから「背伸びした恋」という花言葉になっています。
ウイキョウは生薬やハーブのイメージがありますが、花も美しいです。自宅での栽培もできるためぜひ育ててみて採れたてのウイキョウを楽しみませんか。
花の香りもほのかにあるため、切り花にして室内で楽しむのもおすすめですよ。
GreenSnap編集部