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植物にはイラガという虫の幼虫が付着することがあります。見た目がサボテンのようなチクチクした虫で素手で触ると危険な虫です。
今回はイラガの幼虫について解説しています。イラガの幼虫に刺されたときの症状や対処法についてまとめたので、ぜひご参照ください。
イラガとはチョウ目イラガ科に属する虫のことです。イラガの幼虫は7月から9月に発生します。大きさはだいたい2.5cmでトゲがあるのが特徴です。
イラガの幼虫には毒針があり、刺されると強い刺激を感じます。ハチに刺されたような痛みやかゆみがあり、強い痛みは1時間ほど、かゆみは1週間ほど続くため注意が必要です。
イラガの幼虫がつきやすい植物は、カキ、サクラ、ウメ、アンズ、カエデ、ナシ、リンゴ、クリ、ヤナギです。
植物の枝や幹、葉についていることがあります。とくに葉は裏に隠れていることもあるため、剪定のときなどに素手で葉を触りうっかり刺されてしまうこともあります。
イラガの幼虫には毒針があり、これに刺さるとかゆみや痛みが生じます。刺された部分に強い痛みが生じるだけでなく、赤く腫れあがり水ぶくれのような炎症ができることもあります。
電気が走るような感覚があるともいわれていて、人によっては熱がでることもあります。刺された場合は激しい運動などはせず、安静にしてください。
イラガに刺されたら、すぐに水で洗い流してください。なるべくすぐに洗い流すことをおすすめします。石鹸で洗うと毒が流れ落ちるのでお試しください。
皮膚にイラガの毒針が刺さったままになっている可能性が高いため、テープを使って針を取ってください。
イラガの幼虫はトゲトゲとしていて大きな針があるように見えますが、実際はその針が刺さるわけではなく、目に見えない小さなサイズの針が刺さります。
そのままにしているとイラガの毒が皮膚に入るためかゆみや傷みが続き、治りが遅くなります。刺された箇所をテープでペタペタとして、針を抜くようにしてください。
虫刺され薬などがあればそれを塗りましょう。市販の虫刺され薬でかゆみは抑えられます。
40℃から50℃ほどの湯をかけることでイラガに刺された痛みが落ち着きます。
患部を冷やすことで痛みやかゆみも和らぎます。氷などを当てるとよいでしょう。
水ぶくれのように炎症がひどい状態であれば皮膚科に行って相談をしてください。イラガに刺されて死亡することはありませんが、皮膚が弱い方は状態が悪くなることがあるので早めに病院へ行くことをおすすめします。
カマキリはイラガの幼虫を捕食します。天敵であるカマキリを放つことでイラガを駆除することもできるでしょう。
イラガの幼虫を見つけたら、刺される可能性があるため大量に発生する前に対処をしましょう。素手では触らず手袋を着用した上で割り箸を使って駆除をしてください。
GreenSnap編集部