warning
error
success
information
花が咲くとよい香りがするクチナシは、虫にも人気があり、育てていると害虫の被害に遭うことがあります。このページではクチナシの害虫について解説しているので、ぜひご参照ください。
クチナシの害虫としてあげられるのは、オオスカシバです。
オオスカシバは5月から9月に発生して、クチナシに付着することがあります。見た目が黄緑色で、成虫になると5cmから7cmのサイズです。
ホバリングしながら花の蜜を吸うため、ホウジャクにも似ています。この幼虫がオオスカシバの葉を食べるため、ひどいと葉がなくなってしまうほどです。クチナシの葉が食べられた形跡があれば、オオスカシバの幼虫を疑いましょう。
クチナシはワタフキカイガラムシの被害に遭うことがあります。ワタフキカイガラムシはほぼ通年発生するため注意が必要です。
大きさは1cmほどで貝殻を背負っているのが特徴です、カイガラムシよりも大きな害虫なので見つけやすいでしょう。
クチナシの枝などに付着して吸汁します。栄養分を吸収してしまうため、クチナシがうまく生長しないという症状がでるため、注意が必要です。見つけたら早めに対応してください。
クチナシはアオバハゴロモの被害に遭うことがあります。こちらはカイガラムシの一種で、大きさは9mmから11mmほどのサイズで見た目は葉のような緑色をしています。
小さな葉がついていると思ったら、アオバハゴロモを疑ってください。発生しやすい時期は7月から10月です。
アオバハゴロモは吸汁性害虫でクチナシの栄養分を吸います。被害に遭うと成長が阻害される可能性が高いので注意しましょう。
ツノロウムシはカイガラムシの一種で6月頃に発生します。大きさは6mmから9mmほどでカイガラムシのなかでは大きく見つけやすいでしょう。
すす病を発生される厄介な虫で、クチナシの葉や茎に白いものがついていたらツノロウムシを疑ってください。栄養分を吸われるため、クチナシが弱る、生長がゆっくりになるという症状が見られます。
カイガラムシ類であれば殺虫剤はあまり効果がないため、ブラシやテープで取り除いてください。少量であれば見つけ次第対策をしましょう。
クチナシに虫が付着していたら殺虫剤を撒いて対処しましょう。大量に発生した場合は効果的です。
剪定をして通気性をアップさせることで、害虫が付着しているのを発見しやすくなります。害虫は隠れて天敵から身を守りながら葉を食べます。
通気性のよい場所では発生しにくいため、剪定は予防策としておすすめです。
クチナシは果実を着色料として利用することができるほか、乾燥させてお茶として楽しむこともできます。害虫を防いで健康的に育てましょう。
GreenSnap編集部