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水仙は早春に咲き、いち早く春の訪れを知らせてくれる花です。水仙は、一度植え付ければ数年間植えっぱなしで管理できますが、花が終わったあとの手入れには少し注意が必要です。
お手入れを怠ってしまうと翌年に花が咲かなくなってしまうこともあるので、きちんと手入れをして毎年きれいな花を咲かせましょう。水仙は、環境が合えば球根も年々増えていくので、ガーデン初心者にはおすすめの花ですよ。
今回は、水仙の花が終わったあとの手入れについて紹介します。
水仙の花が終わったら、花茎(かけい)を根元から剪定しましょう。花茎とは、花のついていた茎のことです。やり方は後項で詳しくご紹介します。
枯れた花をそのままにしておくと汚く見えることはもちろんですが、種が出来てしまうので、株のエネルギーを消費してしまいます。
水仙の葉は球根の生長に必要なので、花が枯れても切らずに自然に枯れるまで残しておくのがポイントです。
球根を生長させるためには、葉を残すだけではなく、お礼肥として肥料を与えるとさらに良いでしょう。
葉は枯れるまで残しておかなければ行けませんが、弱った葉は徐々に見苦しくなっていきます。葉の見苦しさが気になるときは、ビニール紐で束にしてまとめるとスッキリします。また、葉っぱを三つ編みにしてまとめてもよいでしょう。
水仙の葉をまとめると、風通しがよくなることで病気や害虫予防にもなります。また、日当たりがよくなるので、光合成が活発になって球根の育ちもよくなるでしょう。
水仙は枯れた花をそのままにしておくと、花姿が美しくないのはもちろんですが、種が出来てしまうので株のエネルギーを消費してしまいます。
また、傷んだ花びらや茎が腐ることで病気の原因にもなってしまいます。花が終わった後には必ず手入れをしてあげましょう。
花後剪定では、水仙の花がついている茎を見つけたら、枝分かれしている部分にあたるまで下に辿りましょう。そこが花茎の根元になるので、根元から剪定してください。
水仙は基本的には植えっぱなしでも数年間、毎年きれいに花が咲きます。もともと日本の気候にあっていて古くから育てられている植物なので、とくに地植えなら植えっぱなしでも大丈夫です。
ただし、別の場所に移植したい場合や、株を小さくしたいとき、枯れた葉を剪定するタイミングで球根を掘り上げておきましょう。
また、鉢植えで育てて球根が増えすぎている場合は、それぞれの球根に開花するエネルギーが溜まりにくくなるので、花付きが悪くなります。定期的に掘り上げて球根を整理しましょう。
水仙の球根の掘り起こしは、葉が枯れてから行いましょう。葉色が茶色くなったタイミングがおすすめです。早めに球根を掘り起こすと、発育不良で花が咲かないことがあるので注意が必要です。
水仙の球根を掘り出したら、周りの土をしっかりと落として、半日ほど半日陰で乾燥させます。ネットなどに入れて通気性をよくした状態で保存しましょう。掘り起こした球根はまた植え付けることができます。11月から12月に植え付けができるので試してみてください。
掘り起こした球根のなかには、充分に生長が出来ず小さいものもあるかもしれません。小さい球根は大きく生長するまで開花しませんが、諦めずに肥料を与えて育てることで花を咲かせることができます。
水仙は葉が枯れていく段階で球根が生長するので、剪定のタイミングを間違えると球根が生長不足になり、翌年花が咲かなくなってしまいます。生長不足を防ぐためには、葉が完全が枯れたタイミングで葉を取り除くことが大切です。葉が完全に枯れる目安は7月頃です。
水仙は手入れが簡単でガーデン初心者におすすめの花ですが、毎年続けて咲かせるにはきちんと手入れをしてあげることが大切です。手入れといっても難しいものではないので、ちょっとしたコツを覚えて毎年きれいな水仙の花を咲かせてみてくださいね。
GreenSnap編集部