写真はミミナグサ
花言葉は、「純真」「可憐」「無邪気」です。
なんかエヴァンゲリオンに出てきそうな感じに見えます。
メアリー・カサット〈日光浴（浴後）〉概略

印象派のアメリカ人女性画家
ブリヂストン美術館改めてアーティゾン美術館の新収蔵品であるメアリー・カサット作〈日光浴（浴後）〉を紹介します。
○パリに来た若き異邦人
影響を受けたのは踊り子の絵を描くことで有名な印象派の画家、エドガー・ドガのパステル画だった。数年後、ドガはカサットのアトリエを訪れ、印象派グループの一員に招待した。
○先駆者として道を開く
印象派に加わってからのカサットのキャンバスは、一気に明るさを増した。〈日光浴（浴後）〉彼女の印象派らしさが際立った一枚。とりわけ、「母と子」は生涯にわたって大切にしたテーマだった。　彼女の一つの価値観にとらわれない柔軟性が、あらゆる文化の良い面を拾い上げ、常識を突き破る新しい「母子像」を生み出していったのだ。
　そのドガが、カサットに与えた影響は印象派だけではない。当時のヨーロッパで旋風を巻き起こしていたジャポニスム（日本趣味）もだ。実は、〈日光浴〉にも、その要素が含まれる。例えば、西洋画にはなかなか見られない、人物が対角線上に位置している構図や、母親が身に着けている衣服のしま模様は、明らかに浮世絵の影響とされる
　初めて〈日光浴〉を観た時、作品から溢れ出る穏やかな優しさに、心がパッと明るくなった。

○メアリー・カサット（Mary　Cassatt　1844年～1926年）。アメリカ・ピッツバーグの実業家の娘として生まれ、少女時代を欧州各地で過ごす。画家を志し、パリで知り合ったドガに誘われ、印象派に加わる。母子像の画家として有名。後年、祖国アメリカでの印象派コレクションの充実に大きく貢献した。代表作に〈青い肘掛け椅子に座る少女〉〈舟遊び〉など。
○アーティゾン美術館
　東京都中央区京橋1―7―2。JR東京駅（八重洲中央口）、東京メトロ
・・・聖教新聞３月１５日から引用