アエオニウムは切り戻しすると、茎から子株が吹いてきて枝わかれする性質があります。大きいのに枝がないものと、枝が密集しているものが存在するのはそのためです。この切り戻しによる枝わかれは、見た目に迫力を出す以外に、もうひとつメリットがあります。保険です。アエオニウムは、ある程度大きくなると花が咲きます。開花後は殆どの場合枯れます。（枯れないこともありますし、枝分かれした先だけ生き残ることもあります）つぼみの段階で切り戻すやり方は、絶対安全ではなくそれでも枯れてしまうことがあるのです。よってアエオニウムが若い段階で切り戻しして、枝分かれを促し、花芽が出てきたら、別の枝を切って挿し芽するのです。これで万が一親株が死んでしまっても、やりなおすことができます。画像は全体像が映っていないので、枝分かれしているかわかりませんが、もし別の枝があるなら、保険に挿し芽したほうがよいかもしれません。またないのであれば早い段階から切り戻しして対処したほうが無難です。切り戻しをすると、脇から子株がいくつか吹いてくるので、念のためにひとつ切り離して挿し芽してやるといいです。全て絶対安全とは言えませんが。

@たなか たなさかん
詳しくありがとうございます。なるほど。
これは分岐していない古めの株なので切り戻しするのには勇気がいりますね。悩むところです。

切り戻してその後、見事に枯れました。涙