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ヒレタゴボウ

鰭田牛蒡

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醜男

2025/08/30

鰭田牛蒡(ヒレタゴボウ)

アカバナ科チョウジタデ属の1年草。北アメリカ原産の帰化植物。1955年に愛媛県松山市で見いだされ、1960年代には四国や瀬戸内地方で水田雑草として知られるようになった。現在では関東地方から北部九州地方にかけての湿地に発生し、しばしば水田に侵入する。休耕田を一面に埋め尽くしているのを見かけることもある。葉は披針形で先は尾状に尖り、基部は茎に流れて翼になる。花期は8～10月。花は黄色で直径約2.5㎝。花弁は4個あり、花弁と花弁の間には隙間がある。果実は蒴果。長さ1.5〜2㎝。

田牛蒡(タゴボウ)とは丁字蓼(チョウジタデ)の別名。根が牛蒡に似ているのが名前の由来といわれる。このチョウジタデに似ていて、茎に稜があるのでヒレタゴボウの名がある。

出典『野に咲く花』『日本帰化植物写真図鑑』『四季の野の花図鑑』