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ハンゲショウ

半夏生

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醜男

2025/07/02

半夏生(ハンゲショウ)

ドクダミ科ハンゲショウ属の多年草。水辺や湿地に生える。ドクダミの仲間のため全体に臭気がある。葉は互生し卵状心形で5本の脈が目立つ。花期は6～8月。上部の葉腋から花穂を出し小さな花を多数つける。花穂ははじめ垂れているが、下の方から開花するにつれて立ち上がる。花は小さくて花弁も萼もなく、雄しべ6～7本と雌しべだけである。花があまりにも地味なので昆虫を誘うことができない。葉が白くなるのは、花を目立たせる役割がある。花が終わって真夏になると徐々に元の緑色に戻る。

暦の七十二候のひとつ、半夏生(夏至から数えて11日目。7月2日頃)の頃に花が咲くことが名前の由来。葉の半分が化粧したように白くなるので『半化粧』とも書く。葉の表面半分が白く、裏は緑色のままなので片白草(カタシログサ)とも呼ばれ、ハンゲグサ、オシロイカケの名もある。

出典『野に咲く花』『色で見わけ五感で楽しむ野草図鑑』『都会の草花図鑑』『野草の名前夏』