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トサミズキ

土佐水木

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醜男

2025/03/16

土佐水木(トサミズキ)

マンサク科トサミズキ属の落葉低木。土佐(高知県)だけに自生するが、庭や公園などにも植えられる。花期は3～4月。葉が出る前に6～10個の黄色い花が穂状に垂れ下がる。雄しべの葯が暗紅色で黄色の花に映える。花が終わると葉が出てくる。少し厚みのあるハート形の葉は葉脈に沿って折り目をつけたように凸凹があり、秋に黄葉する。丸い果実は朔果で、熟すと2裂し黒い種子を2個出す。よく似た日向水木(ヒュウガミズキ)は花が小さく2～3個つき花穂が短い。雄しべの葯は黄色、全体に華奢で大きくならないため庭園の植え込みや生垣に珍重される。

土佐(高知県)に自生することが名前の由来。ミズキの名前がついているがマンサク科トサミズキ属。葉がミズキにやや似ているのが誤認の始まり。

出典『樹木の事典600種』『都会の木の花図鑑』