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醜男
2024/05/09
仙洞草(セントウソウ)
セリ科セントウソウ属の多年草。山野の林内や林縁などに生える。葉は1〜3回3出羽状複葉で、紫色を帯びた長い柄があり、ほとんどが根生する。小葉は卵形や三角形など、様々な形がある。花期は3~5月。根元から伸びた細い花茎の先に複散形花序を出し、白色の小さな花をつける。花柄は3〜5個あり、うち1個は短い。果実は分果。細い円柱形で、隆条は低く表面は滑らか。分果は2個接合しているとやや角張る。
名前の由来にはいくつもの説がある。
①この植物は真冬の終わり頃から白くて小さな花を咲かせる。最初に咲かせるという意味合いの『先頭』。先頭をきって咲くことから。
②頭が尖るという意味の『尖頭』。葉の先がさほど鋭く尖っているわけではないが、尖っているように見える。
③仙人の住まいなどを『仙洞』という。人里離れた仙人の住まいがあるような場所に自生しているという意味で『仙洞草』。
なお、別名はオウレンダマシ。これは本種の葉がセリバオウレンやバイカオウレンなどの葉に似ていることから。もうひとつの別名クサニンジンは、赤い根の生えるセリ科のニンジンに似るが、利用価値がないので『クサ』とつく。
出典『野に咲く花』『春の野草』『草木の種子と果実』『野草の名前 春』
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仙洞草
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植物
セントウソウ
セントウソウ
セリ科セントウソウ属の多年草。山野の林内や林縁などに生える。葉は1〜3回3出羽状複葉で、紫色を帯びた長い柄があり、ほとんどが根生する。小葉は卵形や三角形など、様々な形がある。花期は3~5月。根元から伸びた細い花茎の先に複散形花序を出し、白色の小さな花をつける。花柄は3〜5個あり、うち1個は短い。果実は分果。細い円柱形で、隆条は低く表面は滑らか。分果は2個接合しているとやや角張る。
名前の由来にはいくつもの説がある。
①この植物は真冬の終わり頃から白くて小さな花を咲かせる。最初に咲かせるという意味合いの『先頭』。先頭をきって咲くことから。
②頭が尖るという意味の『尖頭』。葉の先がさほど鋭く尖っているわけではないが、尖っているように見える。
③仙人の住まいなどを『仙洞』という。人里離れた仙人の住まいがあるような場所に自生しているという意味で『仙洞草』。
なお、別名はオウレンダマシ。これは本種の葉がセリバオウレンやバイカオウレンなどの葉に似ていることから。もうひとつの別名クサニンジンは、赤い根の生えるセリ科のニンジンに似るが、利用価値がないので『クサ』とつく。
出典『野に咲く花』『春の野草』『草木の種子と果実』『野草の名前 春』