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醜男
2024/02/22
支那満作(シナマンサク)
マンサク科マンサク属の落葉小高木。中国原産で庭木や鉢植え、公園樹にされる。日当たりのよい肥沃地に適する。葉は満作(マンサク)よりかなり大形。左右非対称で歪んでいる。鋸歯が目立たず葉の表面に軟毛、裏面に灰白色の毛が密生する。秋に黄葉し、開花時も枯れ葉が枝に残りやすい。花期は1~3月。花は黄金色で、葉の展開前に開花する。花弁と萼片はマンサクと同じ形だが、本種のほうがやや大きい。果実は蒴果。熟すと口が開き中の種子がのぞく。種子を包む黄色い皮(内果皮)が乾いて縮みはじめ、くるんと内側に巻き込む。その瞬間、種子は勢いよく発射される。
マンサクの仲間であり、中国から渡来したため『シナ』と『マンサク』を組み合わせてこの名前になった。マンサクの名前は、まだ雪の残っている山中に一番に咲く花なので『まず咲く』に由来するという説が江戸時代からいわれてきた。『まず咲く』が東北地方で『まんず咲く』に訛り、マンサクになったのではないかともいう。その他、枝いっぱいに花を咲かせる様子を『豊年満作』に例えたとの説もある。
出典『樹木 見分けのポイント図鑑』『原寸で楽しむ身近な木の実・タネ』『樹木の名前』
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マンサク科マンサク属の落葉小高木。中国原産で庭木や鉢植え、公園樹にされる。日当たりのよい肥沃地に適する。葉は満作(マンサク)よりかなり大形。左右非対称で歪んでいる。鋸歯が目立たず葉の表面に軟毛、裏面に灰白色の毛が密生する。秋に黄葉し、開花時も枯れ葉が枝に残りやすい。花期は1~3月。花は黄金色で、葉の展開前に開花する。花弁と萼片はマンサクと同じ形だが、本種のほうがやや大きい。果実は蒴果。熟すと口が開き中の種子がのぞく。種子を包む黄色い皮(内果皮)が乾いて縮みはじめ、くるんと内側に巻き込む。その瞬間、種子は勢いよく発射される。
マンサクの仲間であり、中国から渡来したため『シナ』と『マンサク』を組み合わせてこの名前になった。マンサクの名前は、まだ雪の残っている山中に一番に咲く花なので『まず咲く』に由来するという説が江戸時代からいわれてきた。『まず咲く』が東北地方で『まんず咲く』に訛り、マンサクになったのではないかともいう。その他、枝いっぱいに花を咲かせる様子を『豊年満作』に例えたとの説もある。
出典『樹木 見分けのポイント図鑑』『原寸で楽しむ身近な木の実・タネ』『樹木の名前』