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シロネコ
2023/03/12
里の春、山の春
新見南吉
野原にはもう春がきていました。
桜がさき、小鳥はないておりました。
けれども、山にはまだ春はきていませんでした。
山のいただきには、雪が白くのこっていました。
山の奥には、おやこの鹿がすんでいました。
坊やの鹿は、生まれてまだ一年にならないので、春とはどんなものか知りませんでした。
「お父ちゃん、春ってどんなもの。」
「春には花がさくのさ。」
「お母ちゃん、花ってどんなもの。」
「花ってね、きれいなものよ。」
「ふウン。」
けれど、坊やの鹿は、花をみたこともないので、花とはどんなものだか、春とはどんなものだか、よくわかりませんでした。
ある日、坊やの鹿はひとりで山の中を遊んで歩きまわりました。
すると、とおくのほうから、
「ぼオん。」
とやわらかな音が聞こえてきました。
「なんの音だろう。」
するとまた、
「ぼオん。」
坊やの鹿は、ぴんと耳をたててきいていました。
やがて、その音にさそわれて、どんどん山をおりてゆきました。
山の下には野原がひろがっていました。
野原には桜の花が咲いていて、よいかおりがしていました。
いっぽんの桜の木の根かたに、やさしいおじいさんがいました。
子鹿をみるとおじいさんは、桜をひとえだ折って、その小さい角にむすびつけてやりました。
「さア、かんざしをあげたから、日のくれないうちに山へおかえり。」
小鹿はよろこんで山にかえりました。
坊やの鹿から話をきくと、お父さん鹿とお母さん鹿は口をそろえて、
「ぼオんというのはお寺のかねだよ。」
「おまえの角についているのが花だよ。」
「その花がいっぱいさいていて、きもちのよいにおいのしていたところが、春だったのさ。」
とおしえてやりました。
それからしばらくすると、山のおくへも春がやってきて、いろんな花がさきはじめました。
😺
春を初めて知ったのはいつの日か
春を初めて感じたのはいつの日か
あと何度、春を待ち
春に身を委ねることができるのか
春のみぞ知ること
花街urawa
2023/03/13
里まで春が来たら
山にも、、、
順番に咲き進む
春はありがたい
卒業して新生活が始まる
春はドラマがいっぱい⤴️⤴️⤴️
息をのむような
写真のピンクパワーに
ノックダウン😵🌀
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1
返信
シロネコ
2023/03/13
@花街urawa
さん
ゆっくりと、でも確実に
春はやって来ますね🙆
目の眩むようなピンクのシャワーです🌸
いいね
1
返信
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樹木
花のある暮らし
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カワヅザクラ
新見南吉
野原にはもう春がきていました。
桜がさき、小鳥はないておりました。
けれども、山にはまだ春はきていませんでした。
山のいただきには、雪が白くのこっていました。
山の奥には、おやこの鹿がすんでいました。
坊やの鹿は、生まれてまだ一年にならないので、春とはどんなものか知りませんでした。
「お父ちゃん、春ってどんなもの。」
「春には花がさくのさ。」
「お母ちゃん、花ってどんなもの。」
「花ってね、きれいなものよ。」
「ふウン。」
けれど、坊やの鹿は、花をみたこともないので、花とはどんなものだか、春とはどんなものだか、よくわかりませんでした。
ある日、坊やの鹿はひとりで山の中を遊んで歩きまわりました。
すると、とおくのほうから、
「ぼオん。」
とやわらかな音が聞こえてきました。
「なんの音だろう。」
するとまた、
「ぼオん。」
坊やの鹿は、ぴんと耳をたててきいていました。
やがて、その音にさそわれて、どんどん山をおりてゆきました。
山の下には野原がひろがっていました。
野原には桜の花が咲いていて、よいかおりがしていました。
いっぽんの桜の木の根かたに、やさしいおじいさんがいました。
子鹿をみるとおじいさんは、桜をひとえだ折って、その小さい角にむすびつけてやりました。
「さア、かんざしをあげたから、日のくれないうちに山へおかえり。」
小鹿はよろこんで山にかえりました。
坊やの鹿から話をきくと、お父さん鹿とお母さん鹿は口をそろえて、
「ぼオんというのはお寺のかねだよ。」
「おまえの角についているのが花だよ。」
「その花がいっぱいさいていて、きもちのよいにおいのしていたところが、春だったのさ。」
とおしえてやりました。
それからしばらくすると、山のおくへも春がやってきて、いろんな花がさきはじめました。
😺
春を初めて知ったのはいつの日か
春を初めて感じたのはいつの日か
あと何度、春を待ち
春に身を委ねることができるのか
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