あの！食べかけレタスの芯が急成長！！

遅れる事数日後に実家の孝雄ガーデニングでも様々なタネを蒔き栽培が始まったと連絡が入った。


そう、

前回！父・孝雄の事を書いたら意外と大反響！！

という事で、彼を再びこのGreen snap登場させる事にしようじゃないか！！



時は遡る事10年前！！

父・孝雄と弟、更に私の男三人で山に登ろうという企画が持ち上がる！！

既に還暦を迎え なお強靭なスタミナを誇る父・孝雄は これを記念して子供達と旅行がしたい！と若干駄々をこねながら提案したのだった！！！

筑波山には男山と女山が連なり形成される山。さほど困難な道でも無く、特別な装備なしでも攻略は可能である。

だが！！これから我々家族に降りかかる大事件について！この時点では誰も知るよしもしなかったのである！！！！



登り始めて１時間強！！
場所はやや中盤より上の距離で異変に気付く！！！




それは！まず弟から始まった……




『お腹が痛い……』


！！！！！！！！！！！！！！！！！！！


薄々感じていた……、

お腹がギュルギュル言っていた……。


そう……、それは、



オ・レ・も・だ・よ！！！！



！！！！！！！！！！！！！！！！！！！


時同じくして、父も同じ事を言い始める！


三人同時とは偶然にしては出来過ぎている……。

そして やっぱり そうかと核心に変わった！！




料理大好き父・孝雄が作る物は、隠し味を入れたがる。


あれは、隠し味なんかじゃない…
あの酸味は！


腐っていたんだ！孝雄弁当！！！！！！！


！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！

一度沈みかけた船は こんなにも脆いものなのか！


想い出のほかに何が残るというのか！

人は誰も縛られたかよわき子羊ならば！

先生あなたはかよわき大人の代弁者なのか！

（Σ↑話し変わっちゃってる！！）


今から下山してトイレに駆け込むには！あまりにも距離がありすぎる！！

かといって！頂上が栄えていてトイレがあると言う保証は何処にもない！


ぎゅるるるる～


あっ！あぁぁぁぁぁっ！！！！


かくして我々は ぎゅるるるる と言う若干品のない音が！

壮絶なる戦いのゴングだと知ったのだった！！



道中にトイレは確かになかった。

だが、頂上にあるかもしれない！

たった１％でも可能性があるなら、
それに賭けてみようじゃないか！！

そう言って父は歩き出し、格好よくニヒルに笑った。


しかし！残念なのは！！

この一生に一回言うか言わないかのセリフを！！

『うんこ』がしたいというエピソードで披露してしまったことだった！！


押し寄せる波が我々を襲う！！

もはや頂上まで辿り着けないと知った我々に残された道は無い！！


行楽シーズンだけあって続々と登山客が登ってくる！！

仕方がなく手分けしてミッション可能な場所を探す！


『おーい』


父孝雄の声が鬱蒼としげる竹やぶから聞こえた！！

若干道から外れた竹やぶを掻き分け進むと、まるで円形に刈り取られたかの如く、丸い敷地が偶然にも縦に三つ仕切られるように出来ていた！


ここなら見えまい！！


上から見れば三つ団子のような形の円形広場に父・私・弟の順で個々にしゃがみ込む！

ポケットテイッシュは、父が持っていた物を三人に分けた。


助かった！！！



しかし！！その時！！

三人に予想だにしなかった事件が襲いかかる！



我々は辛うじて上を見る事は出来た。


その鉄線は電線か何かだと思っていた。


そして我々は目にする！！！



ゴゴゴゴー－－－－－－ッ！！！


轟音と共に人の顔が肉眼でわかる程の距離で頭上通過する…、





【ロープウェイ】を！！！！


Σ！！！！！！！！！！！！！！！！！！！


やたら笑顔のオバサマ乗客と子供！！


間違えなく彼らから見えている！！！


三つに連なる円形の広場真ん中で



Σお尻を出して縦に並ぶ大人三人の姿を！！！


しかも！！

若干ミステリーサークルっぽい！！！



皆んなに言っておこう！！！！



山のゴミは持ち帰ってね


終わり