桜のフィナーレを飾るのは
梅護寺数珠掛桜（ばいごじじゅずかけざくら）｡上野の不忍池で咲いていました。
この桜はもともと新潟県阿賀野市小島・梅護寺境内にあり、国の天然記念物に指定されました。親鸞上人が京に帰る途中、小島の里に泊り、出立のおりに手に持っていた数珠を桜の枝に掛け「我が弘むる御法にいつわりなくんば花ふさ数珠の如くにならん」と仏法を説いたところ、毎年数珠のように花がつながり咲くようになったという不思議な言い伝えから、この名がつけられました。世界的にも珍しいものです。また越後七不思議のひとつになっています。
原木は 平成14年「ならたけ病」に感染。数年にわたる治療の努力もむくわれず、その長きにわたる一生を終えました。組織培養による後継樹の増殖で12本が梅護寺に有ります。