*･゜✨･*ローダンセマム*🍃🇺🇦 ✨🕊.｡.:*･*

テレビを見ていたら、ウクライナ国内の防空壕でかわいい歌声を披露する女の子が取り上げられていた。身を寄せ合う住民の1人がスマートフォンで撮影し、発信したのだろう。

曲は日本でも人気の米ディズニー映画「アナと雪の女王」の主題歌だった。屈託のない表情と歌声。歌うのが大好きな少女だと映像からもすぐに分かった。戦争におびえる人々には、いっときの安らぎと励ましになっただろう。

ロシア軍のウクライナ侵攻から1カ月がたった。戦禍は収まる気配がなく、最近は民間人が、子どもたちが犠牲になったとの報道が増えている。これがロシアが言い張る「戦争ではなく軍事作戦」だ。あり得ない。

歌の少女は7歳のアメリア・アニソビッチさん。その後、何とか隣国ポーランドで逃れたようだ。今度はポーランドでウクライナ支援コンサートに登場し、祖国の国家を堂々と披露した。

「ウクライナの栄光は滅びず　自由もしかり　運命は再びわれらにほほ笑まん」。幾度も戦禍に苦しんできた国の歴史と、そこから立ち上がった不屈の精神が凝縮されたような歌詞だ。ウクライナの人々の心にいま、最も響く歌かもしれない。拍手喝采を浴びた。

ただ、歌詞の意味や歌う理由をどこまで理解していたのか。7歳の少女が隣国で得た歌の大舞台は、平和ならば立つことはなかった。子どもたちの悲劇と笑顔に胸をえぐられる思いの1カ月後である。

　　　　　　今日の高知新聞🗞【小社会】

⭐️ローダンセマムの花言葉
『永遠の愛』『気丈に』⭐︎和名・朝霧小菊

🍃日本は桜前線が北上中…ウクライナの人々の春はいつになるのでしょう。