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白膠木
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醜男
2021/12/14
白膠木(ヌルデ)
ウルシ科ヌルデ属の落葉小高木。平地から山地までふつうに生える。複葉の柄(葉軸)に翼があるのが最大の特徴。花期は8~9月。雌雄異株。枝先にふわふわした小さな花の塊が円錐状につく。果実は秋に熟す。径4㎜ほどの扁平な球形をした果実が長さ20㎝ほどの果序になって垂れ下がる。果実は乾燥して褐色になり、枝に残る。完熟すると表面に現れる白い粉のようなものは、リンゴ酸カルシウムの結晶でなめると塩辛い。これを塩麩子(えんふし)といい塩の代用にしたり下痢や咳の薬として用いた。
葉にヌルデシロアブラムシによる虫こぶができることからフシノキの別名ある。植物は食害を防ぐため、体内でタンニンを作り出すことが多い。このヌルデのタンニンを利用して身を守る虫がヌルデシロアブラムシ。このアブラムシがヌルデの葉汁を吸うと刺激を受けたヌルデの細胞が異常肥大しアブラムシの棲み家、虫こぶになる。アブラムシは虫こぶに守られながらこぶの中で子供を産み続ける。この虫こぶを『五倍子(ふし)』と呼び、タンニンが蓄積されているため虫こぶを集めて熱湯で虫を殺し乾燥させて腫れ物・歯痛の薬、革なめし、黒色の染料、お歯黒などに用いた。昔はこの虫こぶを薬局に持っていくと買い取ってもらえたという。
ヌルデは膠(うるし)の仲間で、枝を折ると白い樹液が出る。かつてはこれを器に塗ったことから、塗料を意味する『塗る手』が名前の由来とする説もある。なお、白い樹液は触るとかぶれるので注意が必要。
出典『樹木の名前』『秋の樹木図鑑』
らうみちゃん
2021/12/14
いまでも、これを、つくっているなんてすごいです。先人の、知恵は、すごいですねー、🤗
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1
返信
醜男
2021/12/14
@らうみちゃん
さん
読んでいただきありがとうございます🙇
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すずはな
2021/12/15
おはようございます。
塩麩子のことはじめて知りました。
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1
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醜男
2021/12/15
@すずはな
さん
読んでいただきありがとうございます🙇
いいね
1
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ヌルデ
白膠木
ウルシ科ヌルデ属の落葉小高木。平地から山地までふつうに生える。複葉の柄(葉軸)に翼があるのが最大の特徴。花期は8~9月。雌雄異株。枝先にふわふわした小さな花の塊が円錐状につく。果実は秋に熟す。径4㎜ほどの扁平な球形をした果実が長さ20㎝ほどの果序になって垂れ下がる。果実は乾燥して褐色になり、枝に残る。完熟すると表面に現れる白い粉のようなものは、リンゴ酸カルシウムの結晶でなめると塩辛い。これを塩麩子(えんふし)といい塩の代用にしたり下痢や咳の薬として用いた。
葉にヌルデシロアブラムシによる虫こぶができることからフシノキの別名ある。植物は食害を防ぐため、体内でタンニンを作り出すことが多い。このヌルデのタンニンを利用して身を守る虫がヌルデシロアブラムシ。このアブラムシがヌルデの葉汁を吸うと刺激を受けたヌルデの細胞が異常肥大しアブラムシの棲み家、虫こぶになる。アブラムシは虫こぶに守られながらこぶの中で子供を産み続ける。この虫こぶを『五倍子(ふし)』と呼び、タンニンが蓄積されているため虫こぶを集めて熱湯で虫を殺し乾燥させて腫れ物・歯痛の薬、革なめし、黒色の染料、お歯黒などに用いた。昔はこの虫こぶを薬局に持っていくと買い取ってもらえたという。
ヌルデは膠(うるし)の仲間で、枝を折ると白い樹液が出る。かつてはこれを器に塗ったことから、塗料を意味する『塗る手』が名前の由来とする説もある。なお、白い樹液は触るとかぶれるので注意が必要。
出典『樹木の名前』『秋の樹木図鑑』