不思議なもので営業マンの
時にはなかった色が漏水や
詰まりの修繕を仕事にした
ことで僕に色がついていた

これは誰にも負けないよ！
なんていう程の自信はまだ
ないけれど京都で３本の指
に入るくらいじゃないかな

なんて思うことができる…
口にすることができる場数
や経験をしてきているのだ

僕は自分の持つギャップを
普段から結構楽しんでいる

詰まりや漏水でお客さんの
家に伺う。お客さんが感じ
僕への印象はコンビニにて
タバコを買う時の店員さん
と同じである。お客さんの
第一声はだいたいこうだ。

『お兄さん一人ですか？』

この言葉が意味するもの…
それは若いお兄ちゃん来た
けど一人で大丈夫かいな？

第一印象はお客さんの言葉
表情を見ると不安感が強い

『一人ですよ〜。作業員を
増やすと人件費かかります
が人増やしましょうか？』

なんて言葉を返している。

作業に伺う前にトラブルを
回避する意味も込め作業費
についてお客さんに電話を
してからお客さん宅に行く

こうすることで訪ねてから
『そんなに費用かかるの』
といった状況が生まれない

お互いの時間が無駄になる
最近よくお客さんとお話し
するなかでよく聞くのだが
ぼったくり業者はその辺を
あやふやにして作業をする

お客さんの家に行った時に
作業や調査の前にもう一度
料金について説明をする。

ここで僕のほうがお客さん
に対する不安を持つと説明
して帰ることがあるのだ。

それは高齢者の方の時など
息子さんや娘さんがおられ
るなら作業前に確認させて
もらえないのであれば今日
作業させていただくことは
出来ません。そう伝える。

悪意などなくともその後の
展開が予測できる。なんで
話を理解していない年寄り
相手に勝手に作業を進めて
いるんだ！こんな感じかな

相手がいいと言ったから！
そんなものは通用しない。

丁寧に、、しつこいくらい
丁寧にすることは大丈夫。
丁寧にして怒られることは
ない。それが持論だもん。
ジローラモは女たらしよ。

漏水の現場で床下を探索し
漏水してる様子を写真とか
動画に撮って地上(床上)に
戻った時にお客さんに確認
してもらうようにしている

自ずと見せる自分のスマホ
ふとサイドボタンを押す。
その時一瞬だけ画面に表示
されるホーム画面。ロック
解除されるまでのちょっと
した時間。３秒程だろう。

漏水の状況を報告し確認を
してもらう。それから修繕
作業に入る。そして作業を
終える。修繕内容を伝える

そして多くのお客さんから
掛けられる言葉がある。。

『お兄ｻﾝ多肉植物好き？』
『お兄ｻﾝ植物好きなの？』

最初の頃は何で分かった？
お客さん宅の玄関先で見た
七福神に今日はいい日だな

なんて思ってたけど会話を
してないけどな〜なんで？
なんて思っていた。えっ？
めっちゃ好きです。なんで
分かったんですか？と聞く

するとお客さんは答える。
スマホの待ち受け画面見た
時に多肉植物の寄せ植えが
見えたので好きなのかな？
って思って。鋭い洞察力…

結構、仕事中はスイッチが
入っているので…僕自身が
玄関先の多肉植物を見れて
ラッキーと思い切り替える

自分の待ち受けを見られて
いるということを意識して
いない。だから毎回驚く。

ＧＳの投稿を見て覚えた花
の名をお客さん宅で見る。
あっ、○○だ。○○さんが
投稿していた花やんな！？
よしっ！今日も頑張ろう♫
なんて思いを持ち仕事する

僕は自分がお客さんに喜ん
でもらいたいと思いながら
仕事をしている。なのに…
洞察力あるお客さんに待ち
受け画面を見られ多肉談義
に花を咲かせてもらう現実

そんな時に思うこと。僕は
まだまだ人を喜ばせられて
ないなと思う。そんな日々

多肉植物を好きでよかった
と思うお話しでした。押忍