*･゜ﾟ🍂🍃✨アロエ*:.｡. 🍃.｡.:*･✨🐇ﾟ･

小さな頃から絵を描くのが大好きだった少女は、その情熱を持ち続け、いつしか人気画家になっていた。

そんないわさきちひろが長野の黒姫高原に別荘を建てたのは1966年。外の気配と同化するよう、床の高さから窓をとり、野尻湖が見えるよう、石垣を積んだ上に家を建てた。数年経ち、木立が成長して視界が遮られるようになると、2階建てに増築することで眺望を取り戻した。そうまでして、自然と調和しようとした。


ある日、ちひろがバスルームの窓を開け放して湯船に浸かっていると、野うさぎが現れてじっと見つめ合ったことがあるという。それ以来、そこはうさぎ風呂と名がついた。春から秋までは「野花（やか）亭」、冬には「雪雫（せっか）亭」と親しみを込めて読んだ黒姫の別荘は、「野山を歩き、立ち止まって、全身で自然の息吹を受け止め、やがて自らも自然の一部になるような感覚」を大切にしていたちひろにとって、代え難いホーリースペースとなった。

🍃自然の一部になる、別荘でのひととき🍂
　　　　　　　　　いわさきちひろ・絵本作家

⭐︎1918年、福井県生まれ東京で育つ。子どもを生涯のテーマとして描き続けた。74年没。別荘は黒姫童話館に移築、安曇野ちひろ公園内も復元され、どちらも一般公開されている。

🍂〝あの人が愛した、静かな時間〟より。その思想や作品、生き様、多くの人々の心に残る7人。創作や生き方にも影響を与えたであろう、エピソードが紹介されています‥✨🍃

📚ｱﾝﾄﾞﾌﾟﾚﾐｱﾑ2022年1月号
【静かに過ごす時間が、必要です。】
　　　　　　
🌿沢山の美しい自然の写真とナチュラルに暮らす人たちが紹介されています♡お気に入りのページが見つかるかも‥✨🐇🍃