醜男さんのナギナタコウジュ,薙刀香薷,雑草の投稿画像

薙刀香薷

ナギナタコウジュ

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醜男

2021/10/07

薙刀香薷(ナギナタコウジュ)

シソ科ナギナタコウジュ属の1年草。山地の日当たりのよい草地や道端に生える。葉は対生し、卵形～狭卵形で先は尖り、ふちには鋸歯がある。花期は9～10月。枝先に花穂をだし、淡紅紫色の小さな花をつける。花冠は長さ約5㎜の唇形で、ふちは細かく裂け、毛が生えているように見える。花の反対側に苞が整然と並ぶ。苞は中心部が最も幅広く、ふちには短毛があるが、背面は無毛。全体に独特の香りがあり枯れても香りは残る。果実は分果。花の後に残った萼に4個、狭倒卵形で果皮は細かい網目模様がある。

花が花穂の片側だけにつき、花穂は弓なりで薙刀の刃先を思わせるのでついた名前。香薷は漢名。全草を乾燥させたものが漢方薬の『香薷』となり、解熱、発汗、利尿に用いる。

出典『野に咲く花』『散歩の草花図鑑』