９月１１日撮影　赤塚植物園

セリ科！！という形の花ですね。
散形花序（傘形花序とも！）といいます。
花軸が短く、一点から放射状に花柄がのびているように見える花序です。

アシタバ
セリ科シシウド属

学名　Angelica keiskei (Miq.) Koidz. (1930)

種小名は、明治時代の植物学者伊藤圭介（1803年 - 1901年）への献名。別名八丈草（ハチジョウソウ）、明日草（あしたぐさ）、明日穂（あしたぼ）。生命力が強く、若葉は食用にされる。春の季語。

和名アシタバ（明日葉）の名は、強靱で発育が早く、「今日、葉を摘んでも明日には芽が出る」と形容されるほど生命力が旺盛であることに由来する。別名でアシタグサ（明日草）ともよばれ、野菜としてアシタバが常食される八丈島は、産地として有名なことからハチジョウソウ（八丈草）の名でも呼ばれている。
（Wikipedia より）

伊藤圭介博士の名前が出てきて驚きました。そこで、Wikipediaで伊藤圭介氏を調べてみました。

伊藤 圭介（いとう けいすけ、享和3年1月27日（1803年2月18日） - 明治34年（1901年）1月20日）は、幕末から明治期の本草学者・蘭学者・博物学者・医学者。日本初の理学博士。男爵。「雄しべ」「雌しべ」「花粉」という言葉を作った事でも知られる。尾張国名古屋（現愛知県名古屋市）出身。

伊藤の業績を称えてシーボルトらにより献名された日本の植物には有名なものが多い。
・アシタバ（セリ科、Angelica keiskei）
・イワチドリ（ラン科、Amitostigma keiskei）
・イワナンテン（ツツジ科、Leucothoe keiskei）
・オオビランジ（ナデシコ科、Silene keiskei）
・シモバシラ（シソ科、Keiskea japonica）
・スズラン（ユリ科、Convallaria keiskei）
・ヒカゲツツジ（ツツジ科、Rhododendron keiskei）
・マルバスミレ(スミレ科、Viola keiskei)
・ユキワリイチゲ（キンポウゲ科、Anemone keiskeana）

（以上　Wikipedia より）

おおお！今の植物に関する言葉は、この方が作っているのですね。
これらの植物について、すべて確認してはいませんが、シモバシラについては（シモバシラのところに資料を転記しています）シノニムとなっていました。

《シノニムとは》
生物の命名法におけるシノニム（英語: synonym）とは、同一と見なされる分類群（種や属など）に付けられた学名が複数ある場合に、そのそれぞれをいう。ある学名がシノニムであると言う場合、一般的な文脈では「正しい」学名ではないという意味を包含していることが多いが、命名規約の上では「正しい」学名もシノニムに含まれる。「syn.」と略記されることもある。和訳は異名（旧訳では同物異名）である。