雨すごいですねー
一生降ってんじゃないのコレ？ってくらい降ってますよ。

まぁ暑いよりは良いですけど、だからって降りすぎですよね。さすがに。

こんなんじゃ体からキノコ生えちゃいますよ...
もう既に一本生えてるけど。




食虫植物のイヌタヌキモが咲きました。

イヌなのかタヌキなのか分からないキメラみたいな名前ですが、こう見えて日本全国の池沼に生育する国産の食虫植物です。

根の無い浮遊性の水草で、パッと見はキクモとかに似た感じですかね？
いやまぁちょっと違うけど、大体そんな感じの至って普通の水草って感じの風貌です。
成長すると長さ50cmくらいになるので、草体だけ見たら結構デカイですよね。

細かく分岐した葉に粒状の捕虫嚢を付け水中のプランクトンを補食するいわゆる吸い込み式の食虫植物で、スポイトで水を吸うのと同じ原理でプランクトンを吸い込んで食ってます。


日本の食虫植物としてはモウセンゴケの次くらいにポピュラーなもので、主に山間部の溜池などで多く見られますね。

非常に生育旺盛な植物で、成長期には水面を埋め尽くすように繁殖し盛んに花を咲かせます。

花は主に夏場を中心に開花し、鮮やかな黄色い花は如何にも夏っぽくてなかなか良い感じですよね。


ちなみにタヌキモとイヌタヌキモってしばしば混同されるけど全くの別ものでして、タヌキモってのはイヌタヌキモとオオタヌキモの交雑種のことなんですよ。

そもそもオオタヌキモがレアな種類なので、その交雑種であるタヌキモは更にレアな植物なんですよね。
なので一般的にタヌキモと呼ばれているもののほとんどが実はイヌタヌキモだったりします。


栽培はムジナモと同じ感じですがこちらの方が水質の悪化に強く、多少水が汚れても平気みたいですね。
ただし水温が高すぎると生育不良になって最悪枯れるので、夏は西日を避けたりなるべく水深を深く保つなど水温が上がり過ぎないような工夫が必要だと思いますね。

我が家では水槽の西側に背の高いカキツバタを配置して午後の２時以降は水面に影が出来る様にしております。