あ、そう言えばカキツバタと一緒にコレも咲いてたんでした。


山野草のヒツジグサです。

日本に自生する唯一のスイレンで、羊のような白い花を咲かせる可憐な水生植物です。

なんか今にもメェ〜って鳴きそうな花ですよね。
迷える仔羊のような雰囲気のある可愛らしい花です。

まぁ名前の由来は未の刻に咲くからって理由なんで、動物の羊とは一切関係無いんですけどね。
羊草ではなく未草なので、さっきの話しは普通に全部嘘です。


水温の低い酸性の止水域を好むため山地帯のの古池や高層湿原の池塘などに多く見られ、平野部には少ないけど山間部に行くとわりと普通に見られる花ですね。

しかし外来種のコイやウシガエルのオタマジャクシによる食害に弱く、これらの生物が入り込むとあっという間に姿を消してしまうか弱い植物です。
なので大河川と繋がっている池には少なく、外来種の侵略と共に自生地も年々減って行っているようですね。

冬の間は水中葉のみの状態で過ごすのですが、この水中葉が柔らかくて美味しいらしくコイが好んで食べるみたいなんですよ。
その上ヒツジグサは種子繁殖しかしないのですがその実や小さな発芽苗をウシガエルのオタマジャクシが食べるんです。
もう悲惨ですよね。どうしようもないです。


それもこれもニホンカワウソが絶滅したせいですよ。
ニホンカワウソさえ居ればコイもウシガエルも食べてくれるのに、本来の川の生態系の頂点が居ないんじゃ話しにならないです。

なのでもし僕が死んだらニホンカワウソに生まれ変わって子孫作りまくって大繁殖しようかなって思ってるんですよね。
ニホンカワウソに生まれ変わるためには食生活から変えて行こうかなと。
ニホンカワウソの練習として、まずはウシガエルを生で食べてみようと思います。

ちなみに言い忘れましたが普通に全部嘘です。